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エクルージアスティカル(イギリス):慈善寄付のトップ4に選ばれる

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イギリスのICMIFのメンバーであるエクルージアスティカル保険グループ(Ecclesiastical Insurance Group)は、「The Guide to UK Company Giving」で慈善団体への貢献度が4番目に高い会社に選ばれました。

この保険会社は、マークス&スペンサー・グループやボーダフォン・グループなどの大手企業よりも上位にランクインし、第13回目の調査ではトップの保険会社となりました。

「The Directory of Social Change」のガイドには、企業が慈善団体に寄付した金額だけでなく、現物での支援も反映されています。このガイドでは、企業とのパートナーシップやスポンサー契約を成功させるための方法、企業からの支援を求める際の注意す点、申請方法などについて、慈善団体にアドバイスを提供しています。

エクルージアスティカル 保険 グループの最高経営責任者であるマーク・ヒューズ(Mark Hews)氏は、次のように述べています。「慈善団体が所有するエクルージアスティカは、利用可能なすべての利益を慈善活動に寄付するユニークな金融サービス組織です。エクルージアスティカは、2016年以来9,900万英ポンド(151億9,650万円)以上を慈善団体に寄付しており、2021年末までに1億英ポンド(153億5,000万円)以上を寄付するという野心的な目標を達成することを目指しています。特に当社の規模を考えると、2回連続で英国におけるチャリティ活動への企業寄付額第4位に選ばれたことは喜ばしいことです。豊富な知識と専門知識を共有し、優れたスキルを提供し、素晴らしいスタッフの中にボランティアの軍団がいるだけでなく、毎年善意の寄付ができることを誇りに思っています。」

エクルージアスティカのスタッフは、個人的な助成金や資金調達および給与寄付のためのマッチング寄付、会社の「マイギビング」スキームの一環としてのペイロール・ギビングを通じて、2020年に40万英ポンド(6,140万円)を善意の活動に寄付しました。

Directory of SocialChangeの研究員であるジェシカ・スレルフォール(Jessica Threlfall)氏は、次のように述べています。「金銭的な貢献を評価するのは難しいことですが、現金の寄付は、企業が善意の活動を支援するための数多い方法の一つにすぎません。また、無料の法律相談やスキルシェアリングなどのプロボノサービス(注)などの現物支援も行っています。」

「私たちの調査から、企業の社会的責任(CSR)への関心が高まっていることが明らかになりました。CSRには、慈善団体との提携、教育支援、環境維持などの取り組みが含まれます。多くの企業は、ボランティア活動のための有給休暇の提供したり、従業員の募金活動と同額の寄付を行ったり、従業員が自分の気持ちに近い慈善団体を推薦することで、従業員をCSR活動に参加させています。「英国企業寄付ガイド」に掲載されている企業は、事業を展開している地域社会への取り組みを示しており、合計で48000万英ポンド(721億4,400万円)を超える現金と現物支給を行っています。私たちは、すべての企業が彼らの例に従うことをお勧めします。」

TheGuideto UK Company Giving」の詳細については、Directory of Social ChangeWebサイト(www.dsc.org.uk)を参照してください

昨年、エクルージアスティカは最新のインパクトレポートを発表し、支援してきた数多くの慈善活動を紹介しました。

 (注)プロボノサービス:社会的・公共的な目的のために職業上のスキルや専門知識を活かしたボランティア活動。

※ 文中の金額は1英ポンド=153.50円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/ecclesiastical-in-uks-top-four-for-charitable-giving/

掲載日付2021.5.11