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ベネバ(カナダ)は、メンタルヘルス、自己管理、および仕事に関するリリーフ研究講座に100万カナダドルを寄付します

Beneva lady meditating

カナダのラ・キャピタルとSSQ保険の合併によって誕生したベネバ(Beneva)は、5年間のパートナーシップの一環として、「メンタルヘルス・自己管理・仕事に関するリリーフ研究講座 (The Relief Research Chair in Mental Health, Self-Management, and Work。Relief:北米で活動しているメンタルヘルス組織)」設立のためにラバル大学( Université Laval)社会科学部に100万カナダドル(9,060万円)を寄付しました。

COVID-19の危機は、職場に重大な動揺をもたらしたとラバル大学は言います。うつ病、不安神経症、双極性障害は、現在、大きな課題となっています。パンデミックは、人々の働き方やメンタルヘルスに永続的な影響を及ぼします。在宅勤務は、パンデミックが収まった後も雇用主にとって選択肢の一つであり続けるかもしれませんが、健康的なパフォーマンスや幸福感を醸成する環境づくりという点からは課題があります。

ラバル大学社会科学部は、雇用主やメンタルヘルス支援組織は自己管理を支援し、メンタルヘルス問題の予防に積極的に取り組むために、より多くの証拠に基づくデータを切実に必要としていることが明らかになったと考えています。

「職場環境はメンタルヘルスに大きな影響を及ぼします。この講座は、職場での自己管理、メンタルヘルス、および健康的なパフォーマンスに関する科学的知識を発展させ、労働者やその周囲の人々がメンタルヘルスを支援するための自己管理を実践できるようにします」と、ラバル大学の産業関係学部( Department of Industrial Relations)准教授であるサイモン・クーロンベ(Simon Coulombe)座長は説明します。

自己管理とは、メンタルヘルス問題の症状を予防・軽減し、個人生活や仕事での幸福感を最適化するための日常的なの戦略を指します。最近、労働者は、失業の可能性、在宅勤務、プラインベートと仕事のバランスをとることの難しさ、適切な準備なしに情報通信技術を使わざるを得ないことなど、幸福を脅かす多くのストレス要因にさらされています。

自己管理のサポートは、そのような課題に直面している組織、管理者、および労働者が心理的苦痛を防ぐための行動を起こし、メンタルヘルス問題を抱えている人々が回復を助ける可能性があります。

リリーフやベネバとの自然で戦略的なパートナーシップ

科学的な進歩にもかかわらず、メンタルヘルスの自己管理は職場でほとんど前進していない、とラバル大学は考えています。また、一般の人々、従業員、管理職、およびその他の職場を対象にした研修、教育、介入プロフラム(intervention program)の中にも自己管理はほとんど含まれていません。

この講座は、従業員、顧客、パートナー、地域社会の幸福のために取り組んでいるベネバと、不安、うつ病、双極性障害の自己管理を専門とする全国的なメンタルヘルス組織であるリリーフと協力して、科学的な知識を深め、メンタルヘルス組織や企業の既存の実践的・経験的な専門知識と組み合わせていきます。ベネバとリリーフは、5年間でそれぞれ100万カナダドルを講座に拠出します。

「メンタルヘルスの問題は、いつでも誰にでも起こり得ます。ベネバでは、お客様にメンタルヘルス支援の取り組みを提供するだけでなく、地域社会にも推奨しています」とベネバのグループ保険担当副社長のエリック・トルーデル( Éric Trudel)氏は述べています。「私たちの相互扶助の価値観に照らして、私たちの目的は真の社会的変化を促進することです。だからこそ、メンタルヘルス、自己管理、仕事におけるリサーチ研究講座創設のための資金提供を発表できることを非常に誇りに思い、嬉しく思います。」

「具体的な知識を追加し、リリーフのプログラムの評価に貢献し、労働者がメンタルヘルスを自己管理するのに役立つ他のツールを作成することにより、講座はリリーフのサービスとその新しいリリーフ・ビジネスプログラムをサポートするために不可欠な情報を提供します。」とリリーフのジャン・レミー・プロボスト(Jean-Rémy  Provost)事務局長は言います

自己管理、メンタルヘルス、健康的なパフォーマンスについて得られた知識は、教育プログラムやさまざまなトレーニングプログラムのカリキュラムに盛り込まれます。これにより、労使関係、健康、社会サービスで働く人々の意識が高まり、メンタルヘルスを促進する能力を高めるのに役立ちます。

「このリサーチ講座は、すぐに多くの人々の生活に真の変化をもたらすことができます。」と、ラバル大学のソフィー・ダムール( Sophie D’Amours)学長は言います。「これは、パンデミック後の社会的ニーズを満たし、持続可能な健康と福祉に関するラヴァル大学の目標と一致しています。メンタルヘルスに真の変化をもたらすために集まったすべての関係者とパートナーに感謝したいと思います。」

最終的には講座が得た理論的かつ実践的な知識が、職場環境、地域社会環境、医療と社会福祉システムに広められ、それによってケベック人とすべてのカナダ人の職場におけるメンタルヘルスと健康パフォーマンスを向上させることになります。

 

※ 文中の金額は1カナダドル=90.60円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/beneva-contributes-cad-1-million-to-create-relief-research-chair-in-mental-health-self-management-and-work/

掲載日付2021.6.16