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ベネバ(カナダ)は、従業員の信頼と尊敬に基づいた長期的な在宅勤務(WFH)アプローチを採用しています

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今月初め、ベネバ(Beneva)は、ケベック州の保険・金融サービス部門において、従業員のために仕事の未来を特徴づける重要な戦略を発表した最初の企業の一つとなりました。ベネバは、相互扶助の尊敬と信頼に基づいた、構造化されたハイブリッドなアプローチで際立っています。

パンデミックという前例のない状況の中で、新たな働き方の創造が求められました。ベネバの社長兼最高経営責任者であるジャン-フランソワ・チャリフー(Jean-François Chalifoux)氏は、次のように述べています。「従業員や顧客の満足度や経験に関する調査の結果、在宅勤務(WFH、working from home)は長期的に有効な解決策になりうることわかりました。

全国のオフィスで働く5,000人以上の従業員を抱えるベネバは、従業員の希望と管理者の承認に基づいて、在宅勤務(WFH)を任意とするハイブリッド方式を採用することを決定し、最近、全従業員に通知しました。

従業員は、自宅での勤務や、オフィスで最低勤務日数の義務づけはありません。「最も重要なのは、双方の柔軟性です。思いやりは会社の文化の中にあります。私たちは従業員を信頼しており、彼らの好みを私たちの未来の仕事のビジョンに統合することを選択しました。」とベネバの人材、職場風土、コミュニケーション担当エグゼクティブバイスプレジデントであるマーティン・ロバート(Martin Robert)氏は述べています。

気配りの行き届いた魅力的な会社

ベネバでは、規程を作成する前に、従業員のニーズと好みについてアンケート調査を実施しました。圧倒的多数の従業員が、フルタイムであろうとパートタイムであろうと、今後も自宅で仕事を続たいと回答しました。

テレワークに対するこの熱意が、ベネバに20221月までの大規模なオフィスへの復帰を計画するために必要な時間を与えています。

ベネバは、従業員の好みに基づいて戦略を立てることで、現在の従業員にとっても将来の従業員にとっても魅力的な雇用主であり続けたいと考えています。実際、ベネバは最近、9月まで続く初の大規模な採用キャンペーンを開始しました。IT、保険数理、保険の分野で200人以上の人材を確保する必要があります。

ベネバ、ラキャピタルとSSQインシュアランスが合併して設立され350万人以上の会員と顧客を抱えるカナダ最大の相互保険会社になりまし。ベネバは5,000人以上の献身的な従業員を雇用しています。その人間的なアプローチは、従業員が共有する相互主義的な価値観に根ざしています。250億カナダドル(2兆1,962億5千万円)の資産を持つベネバは、保険および金融サービス業界の主要企業としての地位を確立しています。

※ 文中の金額は1カナダドル=87.85円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/beneva-adopts-long-term-wfh-approach-based-on-employee-trust-and-respect/

掲載日付2021.7.29