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CLIMBS(フィリピン)は、ICMIFのIBISAの協力を得て、農家向けに強化された「Weather Protect Insurance」を開始しました

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先週、ICMIFメンバーのCLIMBSは、IBISA(ルクセンブルグ)、グローバル・パラメトリックスGlobal Parametrics)、国際熱帯農業センター(CIAT、International Center for Tropical Agriculture)をグローバルパートナーとして、農家や農業従事者向けに強化された気象保障保険( Weather Protect Insurance)を正式に発売しました。また、ICMIFは、技術支援を通してこの取り組みをサポートしています。発売記念イベントは7月29日木曜日に開催され、100人以上が参加しました。

フィリピンの農家の多くは、天候リスクに対して脆弱であるにもかかわらず、作物保険に加入することができません。CLIMBSの新しい農業保険は、このギャップを埋めるために持続可能性と包括的保護を念頭に置いて設計されました。これはブロックチェーン技術を使用した革新的な商品で、農家や農業従事者の回復力と持続可能性の構築を支援するスマート農業に関する独自の機能を備えています。

先行実施段階では、CLIMBSは志を同じくする協同組合:ミンダナオ統合協同組合銀行(MCCB)、パグラウム多目的協同組合、メトロ・オルモック・コミュニティ多目的協同組合(OCCCI)、オロ統合協同組合(OIC)、フィリピン家族農業・漁業・林業協同組合連盟(AgriCOOPh)と提携し、初年度に3,600人の農民を護ることを目標としています。

このパートナーシップは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む上で、「#Coops2030」へ総合的な貢献と見なされています。特に、目標1:貧困のない世界、目標2:飢餓のない世界、目標9:産業、イノベーション、インフラストラクチャ、目標12:責任ある消費と生産、目標13:気候変動対策、目標17:目標のためのパートナーシップ、を対象にしています。

CLIMBSの社長兼最高経営責任者であるノエル・ラボーイ(Noel Raboy)氏は、次のように述べています。「この商品は、フィリピンの社会的弱者である農民の生活を守り、回復力を高めることを目的にしています。また、保険だけではなく、季節ごとにどのような作物を植えるか、洪水を引き起こすような大雨など気候変動の影響を受けやすい場所かどうかなどの助言も受けることが出来ます。これらはパートナーである協同組合によって検証されており、今後数か月で効果が得られることを楽しみにしています。」

「このようなグローバルパートナーとの連携により、パートナーである協同組合の財政的な成長を促し、地域や経済の成長にプラスの影響を与えることを目指しています。特にICMIFには感謝しています。ICMIFは、ブロックチェーン技術に関して、適切なパートナーと結びつけることで製品の強化に尽力してくれています。この商品の発売を非常に楽しみにしており、将来のスケールアップへの道を開くための最初のステップと考えています。」と、ラボーイ氏は付け加えました。

IBISAの共同創設者であるマリア・マテオ・イボーラ(Maria Mateo Iborra)氏は、次のように述べています。「私たちは、フィリピンで回復力のある持続可能な地域社会を構築するために、気象指標に基づいた革新的な作物保険の開発に貢献できることを嬉しく思います。」

彼女は続けました。「先行実施期間中に、コストを削減し、自動化を進め、相互協力と学習のプロセスを促進する運用プラットフォームを提供するソフトウェアをさらに改良します。」

CLIMBSは、協同組合の組合員にマイクロ保険商品やその他のサービスを提供するために取り組んできた長い歴史があります。

CLIMBSに関するその他の興味深い記事は次のとおりです。

CLIMBSがILOと連携してインパクト保険プロジェクトを実施し、でフィリピンで貯蓄連動型商品を提供

CLIMBSは、Covid-19危機のために困っているフィリピンの病院やコミュニティを支援するキャンペーンを行ってきました。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/climbs-launches-enhanced-weather-protect-insurance-for-farmers-aided-by-fellow-icmif-member-ibisa/

掲載日付2021.8.4