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アクメア(オランダ)が植林プログラムで100万本の木を植える

Gran Canaria, slopes leading to Roque Nublo reforested a few decades ago, Canary pines all the same age, shape and size

アクメア(Achmea)は、2030年までに完全に気候変動に左右されない事業運営を目指し、今後3年間で100万本の木を植えることにしました。ランド・ライフ・カンパニー (Land Life Company)と協力して、数年にわたる森林再生プログラムを開始し、その事業活動でCO₂排出量を相殺することを目指しています。

アクメアは、2011年以降の残りのCO2排出量をカーボン証明書を購入することにより相殺しています。意欲的な持続可能性方策の一環として、アクメアは、オーストラリアやアイスランドなどの特定の林業プロジェクトで長期的な相殺を行うための投資を行っています。アクメアは、ランド・ライフ・カンパニーの森林再生プログラムに400万ユーロ(5億1,988万円)を投資しています。

アクメアの会長であるビアンカ・テッテロー(Bianca Tetteroo)氏は、次のように述べています。「私たちは協同組合保険会社として、健康かつ安全で持続可能な社会に貢献したいと考えています。私たちは、お客様のために、投資を通じて、そしてもちろん私たち自身の事業にも目を向けて、さまざまな方法でこれを行っています。私たちは2030年までに完全に気候変動の影響を受けない事業運営を目指しています。段階的に、エネルギー消費、移動手段、廃棄物の流れなどに対処する意欲的な持続可能性計画によりCO₂排出量を削減しています。残りのCO2排出量は、可能な限り自然な方法で相殺します。したがって、100万本の木を植えることは大きな一歩となります。さらに、2030年までに30億本の木を植えるという欧州の目標である「EU気候変動対策とヨーロッパ・グリーンディール」と合致しています。」

健康かつ安全で持続可能な社会

ランド・ライフ・カンパニーは、今後3年間でアクメアのために約100万本の木を植える予定で、これによりオーストラリアとアイスランドの荒廃した土地の約920ヘクタールが回復します。今後40年間で、これらの木は約20万トンのCO2を吸収します。ランド・ライフ・カンパニーはさまざまな在来種の樹木を使用しているため、生物多様性の回復にもつながります。さらに、プロジェクトは地域社会に利益をもたらします。

アクメアとランド・ライフ・カンパニーの提携

アクメアは、アクメア・イノベーション・ファンドを通じて2020年から植林会社であるランド・ライフ・カンパニーへ、最大の外部投資家として出資しています。このようにして、アクメアの基金は、世界中の荒廃した土地を20億ヘクタールの回復するというランド・ライフ・カンパニーの使命を支援しています。ランド・ライフ・カンパニーCEOであるティアード・アネマ(Tjeerd Anema)氏は、次のように述べています。「アクメアが私たちの使命を支援するために投資家として参加してくれたことを嬉しく思います。この合意により、大気中のCO2を積極的に除去し、荒れた土地を回復するために、私たちが現場でも具体的に協力して行動できるようになったことは素晴らしいことです。」

※ 文中の金額は1ユーロ=129.97円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/achmea-to-plant-one-million-trees-in-reforestation-programme/

掲載日付2021.9.13