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コーポレーターズ(カナダ)は、廃棄物ゼロ研究所の立ち上げと最初のプロジェクトに350万カナダドルを提供します

A grapple truck and a man in an orange helmet work on a hot sunny day at a large scrap yard.

今週、コーポレーターズ( Co-operators)、オンタリオ州ウェリントン郡、グルフ市、グルフ・スマートシティオフィスの代表者が、Circular Opportunity Innovation Launchpad(COIL)の新しい取り組みとして廃棄物ゼロ経済変革研究所(Zero Waste Economic Transformation Lab)を立ち上げました。

試験所では、循環型経済理論を応用して、廃棄物を削減または方向転換する新しい機会を開発・検証します。コーポレーターズは、研究所の設立支援企業として、研究所の設立と、建設・解体資材を埋め立て地から転用する最初のプロジェクトに35万カナダドル(3,177万3,000円)投資することを表明しています。運営は、官・民からの助成金と企業からの投資によって賄われます。

コーポレーターズのコミットメントは、気候変動の要因に取り組むためのユニークな地方の官・民の協力を表しています。また、2019年以降にCOILとOur Food Futureによって開発されたツールとイノベーションのインフラを拡張し、将来的に建設・解体部門だけでなく他の部門にも適応させるのに役立ちます。

「コーポレーターズは、私たちのビジネスのすべての分野に持続可能性を組み込むことに取り組んでいます。COILを通じて、埋立地から材料を持続的に転換し、地域経済に還元できることを特に嬉しく思います。」と、コーポレーターズの持続可能性および市民権担当副社長であるチャド・パク(Chad Park)氏は述べています。「この共同作業を通じて、政府、企業、カナダの地域社会が負担する環境、社会、財政コストを削減し、持続可能性と回復力を高めることができます。」

スマートシティオフィスのエグゼクティブ・ディレクターであるバーバラ・スワーツェントルーバー(Barbara Swartzentruber)氏は、次のように述べています。「世界の二酸化炭素排出量の45%は新製品を製造するときに発生することがわかっており、建設資材は特に資源を消費します。リサイクルや材料の寿命を延ばすためのシステムを再設計することは、気候変動と戦うための重要な要素であり、グルフ市の気候変動に関する目標と一致しています。」

研究所のプロジェクトは、研究者、業界の利害関係者、起業家、政府が一堂に会し、保険金請求後の物件から回収された材料を含む、特定の材料分野の廃棄物を削減することを目的にしています。

COILの研究所では、スマートシティ構想の一つである「Our Food Future」と同様に、社会、経済、環境に新たな利益を生み出す、拡張性のあるシステムレベルの対応の設計に焦点を当てます。

「私たちの包括的な循環型経済アプローチは、これまで無駄にされていた材料の再利用、回収、リサイクルだけでなく、バ​​リューチェーン全体で廃棄物の発生を防ぐプロセスと決定に対処します。」とCOILのマネージャーであるデビッド・メッサー(David Messer)氏は述べています。

廃棄物ゼロ経済変革研究所のプロジェクトは、繊維、プラスチック、電子機器などの業界のすべての廃棄物の流れに複製・適用できるプロセスに沿って行われます。研究所は、カナダ全土の他の都市、研究所、循環型経済イノベーション組織と協力して、ベストプラクティスを共有し、将来の戦略について助言し、循環型経済アプローチを活用して部門変革の推進に共同で取り組みます。

研究所の現在の全国的な協力者(collaborators)とアドバイザーは次のとおりです。

  • CERIEC:学際的な科学研究と訓練、対話、価値化、移転対応
  • Circular Innovation Counci:コラボレーションとインクルージョンを通じて循環型経済の概念を実行に移す
  • Circular Economy Leadership Canada:社会問題解決策等の主導(Thought leadership)、技術的専門知識、モバイルアプリ等の統合技術(collaborative platform)
  • National Zero Waste Council:商品の製造や使用、設計における廃棄物の削減
  • Ontario Genomics:経済の主要部門全体におけるゲノミクスに基づく対応の適用

 

※ 文中の金額は1カナダドル=90.78円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/co-operators-contributes-cad-350000-to-fund-zero-waste-lab-start-up-and-first-project/

掲載日付2022.1.21