フォルクサム・グループ(Folksam Group)は、世界の持続可能な開発への資金提供を目的とした世界銀行（国際復興開発銀行、IBRD）のグリーン・ボンドへ約38億クローネ(465億5,000万円)の投資を行いました。フォルクサム・グループはこの債券の唯一の投資家で、再生可能エネルギー、エネルギー効率、生物多様性プロジェクトなどを支援します。
フォルクサム・グループはグリーン・ボンドの主要な投資家の1つで、今回の世界銀行のグリーン・ボンドへの投資により、フォルクサム・グループの保有総額は270億クローネ（3,307億5,000万円を超えました。
「フォルクサム・グループの世界銀行との長年にわたる緊密な協力と持続可能な開発のためのさまざまな取り組みに満足しています。フォルクサムの顧客は年金の確実な利益を得るだけでなく、持続可能な未来にも貢献できます。」と、フォルクサム・グループの投資責任者であるマーカス・ブルンバーグ(Marcus Blomberg)氏は述べています。
世界銀行のグリーン・ボンドが支援しているプロジェクト例：
- インドネシアで進行中の今後30年間でCO2排出量を3,000万トン削減する地熱発電プロジェクト。
- ボツワナで進行中の、度重なる干ばつの影響を受けた地域への水の供給を促進・改善するための水プロジェクト。
「世界銀行債は、投資家がより環境に優しく、より回復力のある未来のために加盟国に資金を振り向けることで持続可能な投資目標に貢献する方法です。フォルクサム・グループとまた連携できたことを嬉しく思いますし、グリーン・ボンドだけでなく持続可能な投資全体を含む彼らの総合的なアプローチを高く評価しています。」と、世界銀行の投資家向け広報および持続可能投資の責任者であるハイケ・レイヒェルト(Heike Reichelt)氏は述べています。
約38億クローネの総投資額は、フォルクサム・グループ内で次のように配分されます。フォルクサム・リブ(フォルクサム生命)1,650百万クローネ、
総投資額約38億クローネ(465億5,000万円)の内訳は、以下のとおりです。
Folksam Liv(フォルクサム生命保険): 1,650百万クローネ(202億1,250万円)、 Folksam Sak (フォルクサム損害保険): 500百万クローネ(61億2,500万円）、KPA Tjänstepensions försäkring(KPA企業年金保険) :1,600百万クローネ(196億円)、KPA Tjänstepension(KPA企業年金: 40百万クローネ(4億9,000万円)。
※ 文中の金額は1スウェーデンクローネ＝12.25円で換算
ICMIFサイトの英語ニュース記事（以下にリンクを表示）を許可を得て翻訳・転載しています。
掲載日付2022.2.18
