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ICMIF会員団体の女性CEOが災害リスク軽減の道を切り開く

JAKARTA, Indonesia - January 11, 2020: Horse cart crossing the flood while carrying passenger in some residence at Jakarta city

今年の国連国際女性デー(IWD:UN IWD Observance)は、2022年3月8日(米国東部標準時午前10時から午前11時30分)に、「持続可能な明日のための今日の男女共同参画」テーマに開催されました。

国連によると、21世紀最大の世界的課題である気候変動、環境・災害リスク軽減の観点から、2022年はジェンダー平等を達成するために極めて重要な年です。今日、ジェンダー平等が実現しなければ、持続可能な未来、そして平等な未来は私たちの手の届かないところにとどまってしまうでしょう。

今年の国連国際女性デーは、気候変動への適応と対応を主導している女性のリーダーシップと持続可能な未来に向けた貢献を称えるために行われます。

2019年11月、ICMIFと国連防災局(UNDRR)は、災害リスクを軽減するという緊急の課題に取り組むために、複数年にわたる連携を開始しました。

具体的には、保険業界において、被保険者を災害リスクから守る手段としてのリスク移転商品やサービスの提供から災害リスクの軽減(DRR: Disaster Risk Reduction )の インセンティブ、意識、キャパシティ、資金調達を通じた予防に重点を置くことへの移行を可能にするために、実際に何が必要かを特定することを目的としています。組合員主導の運用モデルである協同組合および相互保険部門は、リスク保護から予防への実践的な道筋を描く上で主導的な立場にあります。

2021年、ICMIFとUNDRRは、初めての共同レポート「保護から予防へ:災害リスク軽減における協同組合および相互保険の役割」を発表しました。予防と災害リスクの軽減を推進し、ICMIF会員団体が予防と災害リスクの軽減を主導してきた20の事例を紹介しています。これらの事例の多くは、女性が主導するICMIF会員団体からのものです。

レポートとICMIFとUNDRRの連携について、ICMIF会長のヒルデ・フェルナイレン(Hilde Vernaillen)氏は、次のように述べています。「ICMIFとUNDRRの連携は、他の保険会社の模範となるようなリスク予防のための活動を自由に共有することを目的にしています。ICMIFとUNDRRは20の事例を考察することにより、新しい情報を統合し、あらゆる保険会社が採用できるベスト・プラクティスのフレームワークを作成しました。」

災害リスク軽減事務総長特別代表の水鳥真美氏は、次のように述べています。「保険業界、とりわけ協同組合や相互会社は情報、革新、地域社会への参画に重点を置いており、このような活動に情報を提供し、主導するユニークな立場にあります。ICMIFは、国や地域の災害リスク軽減措置をを支援してきた長い伝統があります。仙台防災枠組(The Sendai Framework )の折衝に参加したことにより、災害リスク軽減の推進と実施における民間および金融分野と規制当局の必要性が明確に言及されるに至りました。」

事例の1つにビアンカ・テッテルー(Bianca Tetteroo)氏が率いるオランダのアクメア(Achmea)を取り上げられています。アクメアの事例では、雨による洪水、他の要因による洪水、熱応力(Heat stress)、干ばつなどの気候関連リスクに関する洞察を顧客に提供する製品の「BlueLabel」を紹介しています。「BlueLabel」の最終的な目的は、災害後の復旧策を提供するのではなく、災害を予防すための積極的なアプローチを奨励することです。

CARD MBA(Center for Agriculture and Rural Development Mutual Benefit Association)は、CEOのメイ・ダワト(May Dawat)氏が率いるフィリピンで最大のマイクロインシュアランスの提供者で、市場シェアの83%を占めています。CARD MBAは、CARD (MRICARD Mutually Reinforcing Institutions)という名前の金融グループに属してます。CARD MRIの教育月融資プログラムは、リスク削減と回復力をテーマに、災害への備え、ストレスの報告、火災や地震の訓練の実施に関連するスキルの構築など、さまざまなテーマを210万米ドル(2億4,257万1,000円)の予算により組合員を支援しています。

別の事例では、イルバ・ウェッセン(Ylva essén)氏が率いるフォルクサム(Folksam)が取り上げられており、彼女の相互保険会社は、気候変動と災害リスクの軽減の取り組みを先導しています。フォルクサムは、2050年までに投資ポートフォリオの温室効果ガス排出量をネットゼロにすることを目標とする30以上の機関投資家の国際グループである、国連の「Net-Zero Asset Owner Alliance」の創設メンバーです。フォルクサム は、投資先企業の温室効果ガス排出量が正味ゼロとなる取り組みを進めています。このような取り組みは、気候変動に関連する将来のリスクの軽減に貢献します。

ミシェル・ロドニー(Michèle Rodoni)氏が率いるスイスのラ・モビエール(La Mobilière)もレポートに登場しています。2006年以来、この協同組合保険会社はスイスの自然災害から身を守るための予防/DRRプロジェクトに約3,800万スイスフラン(47憶3,594万円)を寄付してきました。ラ・モビエールは、プロジェクト申請者に洪水防御の成功要因のチェックリストを提供しています。その中には、緊急時計画、新築/建設、土地利用計画、ゾーニングを含む長期防御に関連するチェックリストが含まれています。

デンマークのLB保険は、アン・メッテ・オフテガード(Anne Mtte oftegaard)氏が率いています。LB 保険の目的は「一緒に保険を余分なものにする」ことであり、相互保険会社は組合員やパートナー組織と協力して、通常なら保険請求につながる事故や損害をどのように防ぐことができるかを検討しています。この作業によって得られた節約分を予防のためのさらなる取り組みに投資することが目的です。リスクの予防と軽減におけるLB保険の取り組みの一例として、保険契約者の家の水漏れと損害の課題に取り組んでいることが挙げられます。

新しいICMIF防止ハブにアクセスして、災害リスク軽減におけるICMIF会員団体の優れた取り組みに焦点を当てた事例をさらにご覧ください。

国連国際女性デーは、2022年3月8日の米国東部標準時午前10時から午前11時30分(グリニッジ標準時午後3時から午後4時30分)にオンラインで行われます。UNWebTVでイベントに参加してください。

国連のイベントに参加する人は、IWD2022の色である緑色を身に着けて参加するよう招待されています。

※ 文中の金額は1米ドル=115.51円で換算

※ 文中の金額は1スイス・フラン=1244.63円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/women-ceos-at-icmif-members-lead-the-way-in-disaster-risk-reduction/

掲載日付2022.3.8