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AFM(イギリス、準会員)所属団体は、2021年に所得保障保険の保険金請求の94%に支払いを行いました

Motion blurred people on busy street in London's West End, UK

AFM(Association of Financial Mutuals)に所属する保険会社は、2021年に保険金請求の94.1%に支払いを行いました。これは、前年度の93.9%から上昇しています。

引き続きCovid関連の保険金請求が大きな割合を占めていますが、AFMによると、顧客サービスや保険金支払い率に大きな低下はありませんでした。

AFMに所属する保険会社は、合計で、2021年に10,300人の保険契約者(約8,200人の新規請求者を含む)に約3,400万英ポンド(55億766万円)の保険金を支払いました。2020年に新規保険金請求が急増し、2021年は前年度に比べて17%減少しましたが、Covidのパンデミック前よりも5%高い水準でした。保険金請求件数は減少していますが、Covid関連の保険金請求は保険金請求の20%を占め、2020年の約25%に比べて減少しているものの引き続き顕著な影響を及ぼしました。

新規請求額は17%減少しましたが、支払額の減少は7%とはるかに少なく、この年は長期間にわたる保険金支払いが多く、請求コストが上昇していることを示しています。

筋骨格の故障にかかる保険金請求(Musculoskeletal problems)が最も多く、2021年の保険金請求の31%に達し、Covid関連の保険金請求20%)、メンタルヘルス関連の保険金請求(9%)が上位を占めました。

支払い否とされた保険金請求は比較的少数にとどまりましたが、主な理由は、申し込みや保険金請求時点での重要情報不開示(39%)、保障対象外条件への請求や範囲外の請求(37%)によるものでした。このことから、顧客や仲介業者は、契約申込時や保険金請求時に、できるだけ早く完全かつ率直な情報を提供する必要があることがわかります。

保険金請求全体では5.9%が支払い否とされましたが、Covidによる保険金支払い請求は3%のみが支払い否でした。これは、相互保険の多くが短期間の疾病を保障対象としており、特別な価値を示すものです。(相互保険の支払猶予期間は通常1日または1週間であるのに対し、非相互保険の場合は3か月以上。)

とは言え、病気が早期に仕事に復帰する方法がないことを意味する場合、保険は特に重要です。2021年の所得保障保険の平均請求期間は29週間でしたが、多くの請求はかなり長く続き、2020年は7件に1件の請求が2年以上続きました。これは、国の支援のみに頼らざるを得ない家庭でも、長引く病気の間も生活水準を維持できることを意味します。

AFMの最高経営責任者であるマーティン・ショー(Martin Shaw)氏は、次のように述べています。「過去2年間に、長期的な病気に苦しむ労働年齢の人々の数が急増しています(国家統計局よると、労働者の3分の1以上)。併せて、これらの事実は、より多くの人々に所得保護保険購入の検討を勧めています。私たちの最新の統計によると、相互保険会社は保険金請求の大部分に支払を行っており、短期・長期の両方であなたを最もサポートします。」

※ 文中の金額は1英ポンド=161.99円で換算

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/afm-members-paid-out-94-of-income-protection-claims-in-2021/

掲載日付2022.4.8