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ギャラガー再保険(賛助会員)が新しい学術研究センターを開設しました

Diverse group of focused work colleagues having a planning and strategy meeting together on a whiteboard in a bright modern office

9月初め、世界的な再保険ブローカーのギャラガー再保険(Gallagher Re)が「Gallagher Research Center (GRC) 」立ち上げを発表しました。

GRCは、ギャラガー再保険 の「グローバル アナリティクス & アドバイザリー センター オブ エクセレンス(Global Analytics & Advisory centre of excellence)」内に設けられ、ティナ・トムソン(Tina Thomson)博士が研究の統括責任者として率いる、学術や研究機関などのための新しいコラボレーション・ハブです。自然災害と人災の両方に関連するギャラガー再保険のすべての助言や取引商品の革新への応用を支援するために、独立した相互評価(peer-reviewed、ピアレビュー)された学術研究を提供します。

GRC は、学術的な協力関係や共同研究を通して幅広いネットワークを構築し、ギャラガー再保険の社員と一体となって、ますます複雑化するリスク環境において最先端の研究と革新を展開し、顧客がすべてのリスクに対する独自の見解を構築できるよう支援します。また、ギャラガー・グループ全体のリスク管理手法の進化と革新にも貢献します。

学術的な協力関係や協同研究を支援するため、イアイン・ウィリス(Iain Willis)博士が GRC の研究ディレクターに任命されました。ウィリス博士は JBA リスク マネジメントから ギャラガー再保険に入社します。過去 7 年間はシンガポール子会社のマネージング ディレクターを務め、JBA (CAT) 確率モデル、ハザード マップ、イベント セット、訓練および災害シナリオに関するデータ ライセンシングやコンサルティングなど、アジア太平洋地域の事業開発を担当していました。

ギャラガー再保険のトムソン博士は次のように述べています。「GRCのビジョンは、学術的な協力関係や共同研究によるエコシステムを構築し、顧客に知見やユニークなサービスを提供することです。自然災害リスクだけでなく、(再)保険の全領域にわたる研究を行ないます。GRCは自然災害と気候変動の研究が引き続き優先事項ですが、過去 2 年間におけるリスクの複雑化はモデル化されていない新種の危険や人災によってもたらされるリスクをより正確に把握し、定量化するためのより広い権限を持つことが不可欠である理由を明確に示しています。そのすべてがより自明なものになりつつあります。」

ウィリス博士は次のように付け加えています。「GRC の立ち上げは、保険業界全体にとって非常に画期的な事です。私たちは、保険業界と学界との間の関係をより緊密にすることを目指しています。それぞれの分野の世界的な専門家と協力することで、最新の研究成果を共有し、既存の見解に挑戦し、顧客のために新しいリスク対策を開発することができます。急速に変化するリスク環境下において、GRC によって生み出される革新と応用研究は、将来のリスク管理の課題を解決する方法において不可欠なメカニズムを提供します。」

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/gallagher-re-launches-new-academic-research-centre/

掲載日付2022.9.27