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レポート

ICMIF会員団体は、理事会・CEOにおけるジェンダーの多様性で業界をリードしています

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ICMIFの調査によると、2020 年時点におけるICMIF 会員団体の理事における女性の割合 は27.8% で、2020 年の金融業界平均の 23.3%* と2019 年の保険業界平均の26%**を上回っています。 これは、2015 年の 20.6% から大幅に増加し、2011 年の 14.3% からほぼ 倍増しています。

2022年度版ICMIF会員団体におけるガバナンスレポート (ICMIF Members’ Governance 2022)」は、ICMIF会員団体の理事会の規模と構成、組織代表やCEOの任期、理事会、取締役会、CEO、上級管理チームの性別の多様性について、世界および地域レベルでの調査結果をまとめたものです。今回発表されたレポートは、2012 年と 2016 年の発行に続く第 3 版となります。

ICMIF 会員団体の 88% (87.9%) の理事会に 1 人以上の女性理事が就任しており、2015 年の 48% から増加し、2020 年には会員団体の半数以上 (51.7%) で 3 人以上の女性理事が就任していました。

2020 年には、ICMIF 会員団体の上級管理職の 3 分の 1 以上 (33.8%) が女性でした。これは、約 4 分の 1 だった2010 年と 2005 年から顕著な伸びであり、2019 年の保険業界平均の 17% のほぼ 2 倍です。

女性 CEO の数は 2015 年の 18.1% から 2022 年には 22.7% に増加し、金融サービス業界の平均と保険業界の平均であるそれぞれ 6.9% と 9.6% を大きく上回っています。

レポートの調査結果について、ICMIFのリズ・グリーン(Liz Green)エグゼクティブ バイス プレジデントは次のように述べています。「理事会、CEO、上級管理職における女性の割合が増加していることは、組織全体の多様性と男女平等への取り組みを反映しています。このレポートが調査すした15 年間で、私たちがどこまで進歩したかは注目に値します。」

「協同組合保険および相互保険部門は、他の金融サービス業界が認識し始めていることを以前から認識していました。それは、保険会社にとって最良の取締役会はより多様な取締役会であり、最も効果的な上級管理職チームはより多様な経営陣であるということです。まだ道のりは長いですが、正しい方向に進んでおり、女性CEO登用などの分野で実際に先導していることを確認できたことは心強いです。」と彼女は加えました。

ショーン・ターバック(Shaun Tarbuck)事務局長は、次のように述べています。「相互保険/協同組合保険部門から発信されるこうした傾向は非常に心強いものです。経営陣における男女平等という点では、保険業界はまだやるべきことがたくさんある一方で、私たちの部門は確実に先を行っています。理事会における女性の割合が高く、上級管理職に女性が就いている組織は、成長、効率性、収益性といった面で財務的に優れているだけでなく、それぞれの保険組織に包括的な文化を浸透させ、あらゆる性別の職員がより良いサービスが受けられるようになり、顧客に還元されることが証明されています。」

 

*2020年女性役員の平均データは、©2020 MSCI ESG Research Inc. の許可を得て「MSCI ESG Research Women on Boards 2021 Progress Report」より転載

**スイス・リー・インスティテュートの「保険業界におけるジェンダーの多様性: 持続可能な未来のために 2021(Gender diversity in the insurance industry: for a sustainable future 2021 © からの2019 年の保険業界の平均的な女性取締役に関するデータを転載

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

https://www.icmif.org/news_story/icmif-members-are-ahead-of-the-industry-in-gender-diversity-in-board-and-ceo-positions/https://www.icmif.org/news_story/am-best-maintains-stable-outlook-on-global-reinsurance-industry/

掲載日付2022.12.7