ICMIF財団とインドのDHAN財団は、相互扶助マイクロインシュランス戦略をインドで拡大するための支援の次期フェーズを開始することを発表しました。この新たなフェーズは、「5-5-5相互扶助マイクロインシュランス戦略」を通じて100万世帯以上に達した実績を基盤とし、2024年9月にICMIFの最高財務責任者スティーブ・レスター氏とレジリエンス担当上級副社長リアム・カーター氏が実施した「ICMIF 500kmチャリティライド」で調達された資金によって支えられています。
このプロジェクトでは、タミル・ナードゥ州、カルナータカ州、アーンドラ・プラデーシュ州全域において地域密着型の連合体(相互扶助マイクロインシュランスおよび関連支援サービスを提供する専門組織)を通じて、2026年7月までに保険加入者数を5万人に拡大することを目指しています。DHAN財団の保険部門であるPeople Mutualsは、23,900人に生命保険を、26,100人に健康保険を提供する予定であり、その中には商業保険市場からしばしば排除されている高齢者も含まれます。
地域社会との関わりを深めるために、保険リテラシー向上のための研修、保険スタッフやリーダー向けの研修、新たな相互扶助連合体のサポートを通じて、サービスが行き届いていない地域における長期的な持続可能性とレジリエンスの基盤が築かれます。
リアム・カーター氏は次のように述べています。「これは信じられないほどの道のりでした。集まった資金が、十分なサービスと保護を受けられていない家族に相互扶助を提供するというDHAN財団の取り組みに貢献してくれるという大きな力に、私たちはやりがいを感じています。」
スティーブ・レスター氏は次のように付け加えました。「インドの低所得者コミュニティが直面している課題を知り、このチャレンジに取り組む意欲が湧きました。私たちが集めた資金が、最も脆弱なコミュニティのレジリエンス向上に役立つことを大変嬉しく思います。」
DHAN財団のエグゼクティブ・ディレクターであるM.P.ヴァシマライ氏は、プログラムの発展を振り返り、次のように述べています。「私たちは当初は小規模で相互扶助マイクロインシュランス戦略を始めましたが、ICMIF財団の5-5-5戦略による支援があったからこそ、真の意味で規模を拡大することができたのです。私たちと地域社会は、ICMIFの会員やスタッフの皆さんからの支援に心から感謝しています。このパートナーシップは、私たちの共通の理想と互いに助け合うというコミットメントの証です。」
DHAN財団について
DHAN財団(Development of Humane Action Foundation)は、インドにおける先駆的なNGO
であり、地域住民が所有し、地域主導で運営される組織の構築を通じて貧困根絶に取組んでいます。
1997年に設立されたDHANは、現在、インド15州で活動しており、小規模農家、漁業従事者、労働者、
小規模商人など、低所得世帯の生計向上に取り組んでいます。
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ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。