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ダーン・ファンデーションの医療マイクロインシュランスがインドの貧しい地域社会をどのように支えているのか – 最新ビデオ

ある病院職員との新たなビデオインタビューでは、ICMIF 5-5-5相互扶助のマイクロインシュアランス戦略(以下、「5-5-5戦略」)の一環である、ダーン・ファンデーション(DHAN Foundation、以下「ダーン」)とのパートナーシップによるインドでのプロジェクトが、マイクロインシュランスの提供を通じた手の届く金額での医療へのアクセスを可能にし、同国の貧しい地域社会にどのように貢献しているかを説明してくれます。

ダーンのSUHAM病院においてコーディネーターを務めるパラニスワリ氏(Ms. Palaneeswari)は、マイクロインシュランスの契約者がどのようにして、支払いきれないような高額な医療費を入院時に納めなくても済むのかについて説明します。「患者が治療のため入院する際に、その治療について連合会(ダーンの構成組織)が承認します。これにより、マイクロインシュランスに加入しているすべての貧しい会員が手の届く金額で治療を行なうことを助けてくれるのです。」

パラニスワリ氏はまた、ダーンの医療マイクロインシュランス契約が他の保険会社と異なる理由のいくつかをビデオで説明しています。「売られている他の保険商品は、加入当初の数年間は数多くの免責事由がありますが、ダーンの場合はごくわずかな免責事由しかありません。」

パラニスワリ氏が勤務するSUHAM病院は、インドの恵まれない村の女性たちによって創設された村落レベルの自助グループの連合会の努力によって100%運営されています。2007年の初めに自助グループ連合会が実施した調査によると、貧しい家庭は家計収入の40%を医療に費やしていました。

ダーンの医療マイクロインシュランス商品は自助グループのネットワークを介して勧誘が行なわれます。自助グループは寄り集まってそれぞれの地域の連合会を形成しています。保険契約者は、SUHAM病院で手の届く費用で治療を受けることができますが、当病院は、それぞれの連合会と直接連携し、保険契約者の治療費用を直接回収することができるのです。

5-5-5戦略におけるダーンとのプロジェクトは2017年4月にスタートしました。ICMIFとのパートナーシップを通じて、ダーンは今後5年間で新たに106万人を医療、生命、家畜の各マイクロインシュランスにより保障することを目指しています。

このビデオは、インドのマドゥライで開催された当プロジェクト2年目の年次検証会議に付随して行われた現地視察の際に撮影されました。この会議は、2019年3月4日の週にマドゥライのダーンの本部事務所で開催され、ダーンの保険部門「People Mutuals」のCEOに最近任命されたアヒラ・デビ(Ms. Ahila Devi)氏を含むプロジェクトの主な関係者が出席しました。会議において議論された主要な成果は、近日中に共有される予定です。

ICMIF会員組織であるオランダのアクメア(Achmea)の事業・財務統括マネージャーであるデニス・デハーン(Dennis de Haan)氏も、ICMIF財団(ICMIF Foundation)の技術支援の一環として年次検証会議に出席しました。デハーン氏の任務目的は、ダーンの事業運営および事業計画を検証することでした。

これまでに15のICMIF会員組織が集まり、ダーンとのプロジェクトを支援しています。具体的には、 American Agricultural Insurance Company(米国)、FMG(ニュージーランド)、コープ共済連(日本)、San Cristobal(アルゼンチン)、Sancor Seguros(アルゼンチン)、Seguros Unimed(ブラジル)、UNMI(フランス)、Thrivent Financial(米国)、Tuw Tuw(ポーランド)、大学生協共済連(日本)、Unipol Gruppo(イタリア)、UNIVE Dichtbij(オランダ)、JA共済連(日本)、全労済(日本)による資金支援に加え、Achmea(オランダ)は前述のように技術支援を提供しています。

ICMIF5-5-5サイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。