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2019年ICMIF総会の二人目の基調講演者に、ニュージーランド有数のイノベーティブな起業家のイアン・テイラー氏が決定

ian-taylor_jpegICMIF総会(2019年11月12日~11月15日)の二人目の基調講演者に、「ニュージーランドの革新性の手本」と称されるイアン・テイラー(Ian Taylor)氏が決定しました。テイラー氏は2019年「一年で最も活躍したニュージーランド人賞」の最優秀革新者賞を受賞しました。これは、社会の進歩に役立っている革新的発見や研究、発明をしたニュージーランド国民を称える賞です。

 

バック・トゥー・ザ・フューチャー

世界の変化のペースが加速するにつれ、組織とそのリーダーにとって将来の予測と計画の立案がますます困難になっています。しかし、イアン・テイラー氏と、同氏が1989年に設立した企業でグローバルに事業を展開するアニメーション・リサーチ社にとって、成功の核心には常に「変化」がありました。ICMIFとの事前会合でテイラー氏は、「アニメーション・リサーチ社は創業30周年を迎えたが、異なるやり方をするという信念に変わりはない、例えば、事業計画を書いたことは一度もない」と明らかにしています。アニメーション・リサーチ社は絶えず革新的取り組みの新境地を開いていますが、「これまで本当にリスクを取ったことはない、実際のところリスクとは何かよく分からない」と話すテイラー氏の経験は、ICMIF総会参加者にリスクに対する新たな視点をもたらすでしょう。なぜなら、テイラー氏は、社会的目的を伴う革新性と先端技術の重要性を強く信じていることには、絶対的な自信を持っているからです。そして、変化のスピードは本物であり、過去を知ってこそ将来をより明確に見つめ、異なる世界観を持つことができると考えているからです。

イアン・テイラー氏

イアン・テイラー氏はニュージーランドのCG制作会社であるアニメーション・リサーチ社(ARL社)と、マルチメディア制作会社のテイラーメイド・プロダクションズ社の創業者です。ARL社は、自動車レースの最高峰であるフォーミュラ1の有力チーム向けにF1レースシミュレーターを開発し、その後も点検保守を担当しています。アクロバット飛行や熱気球、パラグライダー、エクストリームスポーツ(過激な要素を持つスポーツ)、クリケット、ゴルフ、ヨットなど各種スポーツのアニメーション3Dグラフィックスとシミュレーターの制作も手がけてきました。

テイラー氏は名誉ある賞を数多く受賞しています。直近では、2013年に「最優秀マオリビジネスリーダー賞」を、2019年に「一年で最も活躍したニュージーランド人賞」の最優秀革新者賞を、それぞれ受賞しています。

ICMIF総会の議題

「相互扶助の未来」という会議のテーマに基づき、保険顧客が組織を所有するモデルの将来と、ICMIF会員が持続可能な競争上の優位性をどのように生み出しているかに焦点を当てた議題を展開します。議題についてはこちらでご確認できます。

会議では、協同組合/相互扶助の保険組織のリーダーや各国の外部専門家による、次のようなトピックにかかるパネルディスカッションやプレゼンテーションを予定しています。

 

■ 急速に進化する保険市場に対応する業務面の敏捷性と革新性を根付かせる取り組み
■ 新たな保険リスクと市場の不確実性への対応
■ 将来の顧客に対する影響力の維持
■ 責任ある事業運営と国連持続可能な開発目標(SDGs)の事業運営への導入
■ 顧客の心身共に健康で充実した生活づくり(ウェルビーイング)と社会の強靭化
■ 中核的事業目的の保障から予防へのシフト
■ デジタル化と先端技術を通じた顧客経験の向上と顧客関係の強化
■ 斬新な戦略的パートナーシップを通じたデジタルエコシステムにおける事業機会の獲得
■ ビジネスの新たな世界に適応できるリーダーの育成、有能な若手職員が能力を発揮できる機会の提供、協同組合や相互扶助ならではの価値・理念の維持を通じた、協同組合/相互扶助の保険組織の未来形成

ヤングリーダープログラム

2017年ロンドン総会でのICMIFヤングリーダープログラムの大成功を受け、今回はオークランドで同プログラムが再び開催されます。このユニークなプログラムは、それぞれの組織において将来の有力な幹部候補と目されている若手職員向けに設計されています。同プログラム参加者は、ICMIF総会に割引料金で参加できるだけでなく、若手職員の興味に沿って特別に企画された専用のネットワーキングイベントにも参加可能です。総会専用サイトでは、ICMIFヤングリーダープログラムの詳細の確認やビデオの視聴ができます。

 

ICMIF総会2019の全体の詳細と登録はこちらから。
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
記事日付 2019.9.6

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