AOA

ICMIFサイトへ

AOA会員ニュース

NTUCインカムが新型コロナウィルスの発生拡大に対応した保障を55万人超に拡大提供

シンガポールのICMIF会員であるNTUCインカムは本日(2020年2月17日)時点において、感染症も担保する同社の個人障害保険(PA)プランにおよそ27,000人が加入し、また、同社提供の団体従業員給付契約に加入する500,000人超の従業員が、追加保険料なしで自動的に新型コロナウィルスについての保障を受けられると発表しました。NTUCインカムは、シンガポールの低所得世帯の一層の支援のため、新型コロナウィルスに関連する給付をインカム・ファミリー・マイクロ保険制度(IFMIS)にも広げています。

インカム・ファミリー・マイクロ保険制度(IFMIS)では現在、地元の小学校に通う児童の親、あるいは小学校に通う被後見人を後見する者であって、教育省の財政支援制度の受給を受ける約29,000人を対象に、無償で保険を提供しています。この制度は、子どもがNTUC First Campusの「My First Skool」に加入している世帯総収入が月4,500シンガポールドル(約35.5万円)未満の家庭、または1人当たり所得が月額1,125シンガポールドル(約8.9万円)以下の家庭も対象となります。

NTUCインカムの最高経営責任者であるアンドリュー・ヨー氏は、「過去数週間で不安が広がり、多くの人を悩ませ続けています。そのため私たちは、特に社会的弱者に対し、保険による保障をでき得る限り提供することで、この現状に平静をもたらすことを目指しています。それが、請求者に資格がある限り応じることとし、保険金請求者の数に上限を設けなかった理由です」と話しています。

  インカム・ファミリー・マイクロ保険制度(IFMIS)は新型コロナウィルスの給付を6か月間提供

現行のインカム・ファミリー・マイクロ保険制度(IFMIS)では、被保険者の死亡または高度障害の状態に対し5,000シンガポールドル(約40万円)を支払います。今やこの制度には新型コロナウィルス関連の給付が2020年8月31日まで含まれており、新型コロナウィルスによるシンガポール国内での入院1日あたり200シンガポールドル(約1.6万円)、最大30日間の保険金を被保険者に現金で支払います。診断が下ったその日に保険金は支払われます。

「低所得の家庭は、幼児の親や後見人が重病にかかったり、高度障害に陥ったり、死亡したりした場合に、大打撃を受け易いのです。新型コロナウィルスは、これらの家庭に長期にわたって入院治療を必要とし収入損失をもたらす可能性があるため、彼らを支援し、必要に応じて経済的にこの困難な期間を乗り切れる手助けをできるようにしたいと考えました。このことは、新型コロナウィルスへの担保を拡大したその他の保険プランと比較して、インカム・ファミリー・マイクロ保険制度の受益者(IFMIS)に対して、より大きな現金給付を行なうこととした理由でもあります」とヨー氏は付け加えました。

  大きな安心のためNTUCインカムの団体従業員給付契約は新型コロナウィルスも対象に

NTUCインカムの団体従業員給付契約の保障対象となっている団体の従業員は、担保範囲が拡大され、新型コロナウィルスによるシンガポール国内での入院1日あたり100シンガポールドル(約0.8万円)、最大30日間の保険金を被保険者に現金で支払います。また、新型コロナウィルスにより不運にも亡くなった場合は20,000シンガポールドル(約158万円)が支給されます。

新型コロナウィルスでの給付は、現在から2020年5月31日までは雇用主に追加の保険料は課されず、その後3か月間は低い保険料で更新できます。

「不確実なこの期間において、私たちはすべての人に社会的責任を実践し警戒を怠らないよう奨励しますが、立ち上がって人々を守ることは、会社としての私たちの責任でもあります。そのため、向こう3か月の間、追加の保険料なしで新型コロナウィルスに関する追加的な保障を既存の団体従業員給付契約者に拡張適用します。私たちは被保険者の中に出稼ぎ労働者や医療従事者などの脆弱なグループが存在することを認識しており、このことはとりわけ重要です」とヨー氏は説明しました。

NTUCインカムの全従業員、100%子会社の財務アドバイザリー会社 Infinitum Financial Advisoryのスタッフ、財務アドバイザリー達も、拡大された保障の恩恵を受ける立場にあります。さらに、NTUCインカムの他に、FairPrice、Foodfare、Kopitiam、NTUC First Campus、NTUC LearningHub、NTUC Health、NTUC Link、Mercatus、MoneyOwlを含む、NTUCエンタープライズおよび傘下の社会的企業についても、NTUCインカムの団体従業員給付契約のもとで新型コロナウィルス関連の給付が追加拡大されます。

NTUC エンタープライズおよびFairPriceグループのグループCEOであるSeah Kian Peng氏は、「従業員はあらゆる組織にとり貴重な財産です。困難な時期においては、従業員の福利と保障は、彼らが仕事に取り組もうとする際により重要となります。今回の保障範囲の追加は、従業員がより自信を持って任務を遂行することを確実なものとしてくれています」と述べました。

  NTUCインカムの個人障害保険(PA)プランは新型コロナウィルスを6か月間カバー

また、新しい新型コロナウィルス関連の給付は、本日(2020年2月17日)から2020年8月31日までの6か月間、2つの個人障害保険プラン(感染症保障付き個人障害保険と個人傷害保険感染症契約)に拡張されます。

保障拡大により、被保険者には、新型コロナウィルスによるシンガポール国内での入院1日あたり100シンガポールドル(約0.8万円)、最大30日間の保険金を被保険者に現金で支払います。また、新型コロナウィルスにより亡くなった場合は10,000シンガポールドル(約79万円)の一時金が給付されます。この支払いは、被保険者が各自の個人傷害プランの内容に従い得られるであろう他の給付に上乗せされます。

ヨー氏は次のように述べます。「これらの措置を通じて、保険契約者が新型コロナウィルスに感染していると診断された場合でも、金銭的な支援を得られていると知ってより良い安心が得られ、治療に集中できるようになることを願っています。私たちは、従業員と保険契約者の双方のために、発生拡大の状況に対処し続け、可能な限り必要なサポートを拡大したいと思います。」

新型コロナウィルス関連給付の、個人傷害保険および団体従業員給付契約ならびにインカム・ファミリー・マイクロ保険制度(IFMIS)への拡大は、新型コロナウィルスに感染した保険契約者に対して既に病院費用をカバーし給付金を日払いあるいは一括払いしている一部の損害保険プランとともに、NTUCインカムの生命保険および医療保険のリストに追加されています。

2020年1月20日以降、新型コロナウィルスのため旅行プランを変更またはキャンセルし、それに伴い旅行保険の解約を希望する顧客に対し、NTUCインカムは保険料を全額返金しています。

NTUCインカムの保険契約に関する詳細は、www.income.com.sg をご覧ください。

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
記事日付 2020.2.17

ページの先頭に戻る
トップページに戻る