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ICMIF 5-5-5相互扶助マイクロインシュランス戦略により既に約1,000万人の低所得者が保険を手に入れるも引き続き支援が必要

2016年6月にICMIFの 5-5-5相互扶助マイクロインシュランス戦略(5-5-5戦略)が開始されて以来、ケニア、インド、フィリピンの186万の低所得世帯が協同組合/相互扶助マイクロインシュランスにより新たに保障を得ています。これは、ほぼ1,000万人の生命(一世帯平均5人の計算)が1世帯あたり1米ドル未満のコストで守られてきたことになります。

ICMIFは、会員団体が既に活動する5か国(インド、ケニア、フィリピン、スリランカ、コロンビア)で相互扶助のマイクロインシュランスを普及させるため、2016年6月に5-5-5戦略を開始しました。その究極の目的は、金融教育、リスク削減、ニーズに応じた加入し易い価格の保険商品を提供することにより、低所得コミュニティの回復力を高め、保険加入人口を拡大することです。

5-5-5戦略を通じたICMIFの取り組みと、インド、ケニア、フィリピンのプロジェクトパートナーの支援により、ICMIFはこれらの国における5-5-5戦略プロジェクトを通じて特に以下のSDGs(国連・持続可能な開発目標)に影響を与えました。

      • 目標1 貧困をなくそう:5-5-5戦略は、人々が貧困の悪循環を脱出するのを手助けし、脆弱なコミュニティにセーフティネットを提供します。
      • 目標2 飢餓をゼロに:5-5-5戦略は、とりわけ小規模農家に対する保険による保障の提供を通して、食料安全保障を確かなものとする手助けをします。
      • 目標3 すべての人に健康と福祉を:5-5-5戦略は、健康保険へのアクセスを改善することに加えて、健康予防と教育、そして質の高いヘルスケアへのアクセスに焦点を当てています。
      • 目標5 ジェンダー平等を実現しよう:5-5-5戦略は、相互扶助のマイクロインシュランス組織の契約者の中心的存在であって、災害発生時において深刻な影響を強く受けやすい女性たちに対して良い影響を与えます。
      • 目標13 気候変動に具体的な対策を:5-5-5戦略が対象とするコミュニティは、世界で最も気候変動に対して脆弱な部類に属します。

5-5-5戦略の次のステージは、インド、スリランカ、コロンビアでの残りのプログラムを完了することであり、ICMIF会員団体は、2020年2月にICMIFにより発出された支援要請書の中で述べられている資金調達必要額について、積極的な支援を求められています。

ICMIFのショーン・ターバック事務局長は、「各世帯を保障するのに必要な資金はわずか1米ドルであり、5-5-5戦略に対する寄付は金額にかかわらず、低所得コミュニティの住民のためのリスク軽減および回復力の構築に大きな影響を及ぼします」と述べています。

  5-5-5戦略について

ICMIFは、5年間で5か国において5百万の保険未加入の低所得世帯に相互扶助のマイクロインシュランスを普及させるため、2016年6月に5-5-5戦略を開始しました。その究極の目的は、低所得の人たちを貧困から脱却させることです。5-5-5戦略の管理運営は、イングランドおよびウェールズに登録された慈善団体である「ICMIF財団」によって行われています。

5-5-5戦略は、先進国における他のICMIF会員団体や志を同じくする組織によって、主に財政支援(寄付)あるいは技術支援プロジェクトを通じて支えられています。

お問い合わせは、ティナ・ブレイン Tina Blain(tina@icmif.org)まで。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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