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MAIF(フランス)が新型コロナウイルス封じ込め期間中の自動車保険金支払い減少分1億ユーロ(約118億円)を会員の保険契約者に還元へ

フランスのICMIF会員団体である MAIF は、会員および利害関係者の日常生活を混乱させている新型コロナウイルスの世界的大流行に対処するための特別な措置を発表しました。MAIF の取締役会は4月1日に、ウィルス封じ込め期間中に交通事故が減少したことによる節減分を会員の保険契約者に還元することを決定しました。

フランス全土での封じ込め策により、自動車事故の発生報告数は大幅に減少しました。 8週間の封じ込め期間に基づき試算すると、平時と比較した保険金減少額は推定で約1億ユーロ(約118億円)に上ります。その結果、MAIFはこの金額を、自動車保険に加入しておりしっかりと保険料を納めている会員に支払うことを決定しました。これは、保険加入車両1台あたり30ユーロ(約3,500円)の一括払いを意味します。

対象となるMAIFの保険契約者は、提示された金額を現金で受け取るか、このパンデミックの最中に非常に精力的に活動している3つの協会(Fondation des Hôpitaux de Paris-Hôpitaux de FranceInstitut PasteurSecours Populaire)に寄付するかを選択できます。このように、MAIFのコミュニティは、最も危険にさらされている人々に対しインパクトのある貢献を行なうことを支援しています。

  「MAIFのとても大きなコミュニティが影響を受け、団結しています」

MAIFの President を務める Dominique Mahé 氏と Director General の Pascal Demurger 氏は、現在の健康の危機を経験しているすべての人々との非常に深い連帯の意を表明しました。「MAIF の大きなコミュニティが影響を受け、共に立ち上がっています。私たちはどこでも必要とされる行動を行ない、最も影響を受けている会員に対し適切な答えをお届けするよう常に配慮しています。このような対応は常に私たちの相互扶助のモデルによって可能となります。これまで以上に団結しましょう!」

会員および利害関係者に対する約束にその存在理由を置いている MAIF は昨年、フランスで初めて PACTE 法で定義される「ミッション志向の企業」にあたる大企業となりました。社会的分断、気候面の緊急事態、デジタル破壊により増大する課題に直面し、MAIF は社会的責任を負う保険会社としてこの前例のない一歩を踏み出しました。新たなビジネスモデルへの移行において、MAIF は社会にプラスの影響を与え寄与するという約束を再確認し強化します。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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