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南アフリカの将来の専門家を育成するPPS

南アフリカのICMIF会員PPSProfessional Provident Society)は、主に若者が科学・技術・工学・数学(STEM)分野へのアクセスを改善し、PPSの相互扶助の精神と成功の共有を通して、南アフリカの地域社会の持続可能な発展に目に見える貢献を行なうため、2016年にPPS財団を設立しました。

PPS財団は、2016年の創設から第2回目となる2019年の年次報告書において、経済的に力を与えられた次代の若手専門家の可能性を育成する力を示しました。これは特に最終的に将来の専門家がその潜在能力を最大限に発揮できるようにするための教育、スキル開発、イノベーションの質を向上させるという南アフリカの国家開発計画(NDP)2030の目標に対処したものです。

財団によると、その戦略的焦点の成果は、奨学金への資金提供と学習施設の改修を伴う高等教育へのアクセスを提供および改善すること、ならびに講義室を超えて高等教育を受ける学生の社会問題にも対処することによって達成されました。これらには、学生コミュニティ内の食料不安への取り組み、学生の学習と経験の強化、および LEAP(Learned、Engaged、Accelerated、Professionals)就業準備プログラムによる卒業後の求人市場への参入における若い才能のエンパワーメントが含まれています。

2019年に、PPS財団はその奨学金プログラムを通じて、さまざまな大学や技術研究所の60人の学生に資金を提供するという目標を達成しました。

PPS財団の執行理事であるマセニャン・モレフェ(Masenyane Molefe)氏は、次のように語っています。「奨学金を授与される候補者の選択は、彼らの学問の卓越性と功績の履歴に基づいており、対象グループには学部と専門分野で資格を追求している学生が混ぜ合わせられています。包括的な資金提供を受ける受益者のほとんどは、南アフリカの国家アジェンダと社会経済的状況を補完するSTEM関連分野の人たちです。」

PPS財団は初めて、厳格な財務計画を通じて、PPS財団による奨学金授与以前の未払い学費を負った8人の受益者の過去の債務を一掃することができ、これによりそれらの人たちは研究に集中できるようになりました。

また、PPS財団はこの年、教育と学習の経験に影響を与える課題に取り組むために、職場体験プログラムやその他の開発イニシアチブで公立大学や技術大学を支援しました。

「質の高い高等教育へのアクセスを改善するためのPPS財団の取り組みは、過去3年間でますます強力なものとなりました。私たちの最大の義務は、南アフリカの将来の専門家を教育するという私たちの使命を成功させるためのパートナーシップを作り、維持することです。財団創設以来、250人以上の学生が奨学金プログラムを、12の機関と組織が大学支援プログラムの恩恵をそれぞれ受けました。今後数年でさらに多くのことができると期待できます」とモレフェ氏は言います。

資金調達イニシアチブを超えて、南アフリカの次代のビジネスリーダーになるためには、すべての学生が仕事の現実に直面する準備を十分に行う必要があります。2019年に、企業内のさまざまなポジションに配置された25名の大学院生が、12か月にわたる大学院インターンシップ開発プログラム(Graduate Internship Development Programme)の一環として在職期間を無事終了しました。このプログラムは、選ばれた大学院生がプロの職場環境に組み込まれ、大学の壁を超え世界の期待に順応する貴重な機会でした。

さまざまな学術機関の1,000人を超える学生が、LEAP就業準備プログラムを通じてスキル、ツール、およびメカニズムを提供されました。このプログラムは、内省を通じてパーソナル・ブランディングの重要性についての意識を高めるため、学生が就職市場に参入するときに非常に役立ちます。プログラムを修了した学生は、コミュニケーションとプレゼンテーションのスキル、履歴書と面接の準備、自らの長所と短所を理解し、そして最も重要なこととして自らのキャリアの動機について理解を行なうことで、最初の就職の面接について十分に習得することができました。

PPS財団は学生コミュニティや学術機関と緊密に連携して、研究や学習施設の改修のための資金援助を超えたニーズを認識しました。PPS財団の「Rise Against Hunger Africa」とのパートナーシップは、「従業員ボランティア活動・大学支援プログラム」の一環として、数千人の恵まれない学生のために10万食以上の栄養価の高い食事を袋詰めすることにより、全国のキャンパスにおける食料不安と闘うためのフード・ドライブを先導しました。

2019年に PPS(PPS Insurance)は、アフリカ化されたリーダーシップの概念を使用して将来のリーダーを育成するために、「Thabo Mbeki African Leadership Institute(TMALI)」と提携しました。約60人の若い指導者がこの洞察に満ちたプログラムに参加し、彼らのコミュニティの問題を解決し続けることを奨励されました。

PPSはPPS財団の重要な資金提供者ですが、公益団体としてPPS財団は寄付者の誘致と拡大に依存しており、「MySchool MyVillage MyPlanet」プログラムの受益者であることを誇りに思っています。「私たちは、財団の会員とプログラムの受益者が、彼らが示した道をたどる人たちに卓越性とエンパワーメントのバトンを渡すように励ましています」とモレフェ氏は締めくくりました。

PPS財団の実績について、PPSのCEOでICMIF理事会の副会長でもあるアイザック・スミット(Izak Smit)氏は、次のように述べています。「私たちは、過去3年間のPPS財団の実績に刺激を受けています。相互扶助の精神を奉じる会社として、私たちは株主を持たず、さまざまな職業や経済分野の会員がいます。私たちは専門家のコミュニティを相手にしています。私たちは、この特別なコミュニティが私たちの周囲の世界にもたらすことができるプラスの影響に関心を持っています。また、このコミュニティの将来にも関心があり、PPS財団の取り組みの受益者である新たな才能ある会員を仲間に加えています。」

6月25日(木)、南アフリカのPPSチームの2人のメンバーが、「相互扶助の次世代人材を引きつけ、定着させ、育成する」と題したICMIFウェビナーに参加します。このウェビナーでは、ICMIF会員2団体が、ミレニアルまたはジェネレーションZの職員を引きつけ、定着させ、育成するために、それぞれの団体で実施されている取り組みとプログラムの一部を共有します。また、このウェビナーは、ICMIFヤングリーダー・フォーラムのメンバーによるベストプラクティスにかかる共同レポートの発行と同時に行われます。このレポートには、協同組合/相互扶助の次世代人材の雇用に関する多くの実践的な事例と戦略的な洞察が含まれています。

 

発表者
Louis Sirois 氏
Desjardins(カナダ)マネージャー(イベント・特別プロジェクト)
Subashni Gounder
PPS(南アフリカ)プログラムマネージャー(PPS財団)
Lebogang Tsotetsi
PPS(南アフリカ)マーケティング&コミュニケーション・スペシャリスト

このウェビナーへの登録や詳細については、webinars@icmif.orgにお問い合わせください。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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