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RAC(オーストラリア) 西オーストラリア州の地方自治体に地域密着型プロジェクトの実行資金として100万豪ドル(7,500万円)を提供

オーストラリアのICMIF会員RACは、西オーストラリア州の地域密着型プロジェクトを遂行するために、地方自治体に最大100万豪ドル(7,500万円)を資金提供する新たな取り組みを発表しました。

RACの新たな取り組み「Reconnect WA(西オーストラリア州を再びつなげる)」は、市、町、近隣社会に新しい生命を吹き込むことを目的としており、当初拠出資金50万豪ドル(3,750万円)の「街路と空間の活性化基金」は、現在地方自治体の申請を受け付けています。

対象となるプロジェクトには、地域の街路と公共スペースの外観や使い勝手に対する一時的または半永続的な低コストのインフラの改善が含まれます。

RACでエグゼクティブ・ゼネラルマネジャー(提言活動・会員担当)を務めるパトリック・ウォーカー(Patrick Walker)氏は、「Reconnect WA」の取り組みは、人と場所が再び結びつくことをサポートする地域密着型のプロジェクトを支援するものであると述べました。

ウォーカー氏は、「私たちは、地域社会に活力とエネルギーを取り戻し、西オーストラリア州の人びとが相互に交流し、再びつながりを持てるような魅力ある場所を作るために、役割を果たすことを誇りに思っています」と述べました。

「私たちは、『Reconnect WA』を通じ、地方自治体と協力して街路や公共空間を変革し、地域社会への関与を高め、将来の計画を支援するために、迅速で低コストのプロジェクトを遂行することを楽しみにしています。」

「ポップアップ・プラザ、自転車と歩行者のためのインフラ、コミュニティアート・プロジェクト、革新的な照明処理などは、私たちがサポートしようとしているプロジェクトの種類のほんの一例です。」

「一部のプロジェクトは一時的なものですが、そこで学んだことは、安全で持続可能なつながりのある地域社会を支援するための長期的な変化の基礎を築くのに役立つでしょう」とウォーカー氏は結びました。

RACの「Reconnect WA」の取り組みは、最近の「RAC会員優先順位トラッカー」調査に続くもので、それによると580人を超える回答者の約半数が以下のような取り組みを支持していることが判明しました。

      • 一部の住宅街の道路へのアクセスを制限して、歩行、サイクリング、遊びをより簡単で安全に行えるようにする(「支持する」46%、「支持も反対もしない」30%)。
      • 人気がある街路に沿った道路スペースを「ポップアップ」自転車レーンに変換する(「支持する」44%、「支持も反対もしない」27%)。
      • 道路スペースを利用して、カフェやレストランに追加の座席スペースを提供する(「支持する」49%、「支持も反対もしない」24%)。

ウォーカー氏は「西オーストラリア州の人びとは、街路や公共スペースを利用する新たな方法を自由に試みています。私たちは、これらの種類の変化が私たちの州の未来の形成の促進にとって長期的にどのように有益であるかを探れることを楽しみにしています」と述べました。

西オーストラリア州のすべての地方自治体は、RACの「街路と空間の活性化基金」に申請する資格があります。申請区分に応じて最大5万豪ドル(375万円)または10万豪ドル(750万円)の寄付が受けられます。申請期限は2020年9月4日(金)です。

次回の資金拠出については後日発表されます。

当基金の詳細については、RACのウェブサイトをご覧ください。

※ 文中の金額は1豪ドル=75円で換算

  
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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