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サンコール保険グループ(アルゼンチン)が創立75周年を祝う

 

1945年12月21日、ICMIF会員の協同組合保険組織であるサンコール保険Sancor Seguros)がアルゼンチンのスンチャレス(Sunchales)の町で設立されました。75年周年を迎えた今年、サンコール保険グループは2つの記念行事を開催しました。

公式な式典は2020年12月21日の午前中に開催され、政府当局とサンコール保険グループの社長兼最高経営責任者が出席して、同社の創立75周年を記念する銘板を披露しました。この銘板は、サンコールによる都市開発において異なる宗教間の対話やお互いの豊かさを増進する目的を持つ、今後完成予定の「宗教間複合施設」の礎石に設置されています。

また、祝典の一環として協同組合高等教育研究所(ICES)の新ビルの落成式が行われました。この新しい研究所は、スンチャレス市のグリーンシティ(Ciudad Verde)都市開発の中にあります。建物の完成には約24か月かかりました。新しいスペースには、ICESの施設および同研究所のスポンサーであるサンコール保険グループ基金(Fundación Grupo Sancor Seguros)のオフィスが入居する予定です。サンコールが関わるどのプロジェクトでも持続可能性は常に重要な課題であり、この研究所の設計と建設の主な焦点は、持続可能なエネルギー性能を保証し、持続可能な建設手順と基準の使用を遵守することでした。

ICESのビルは、サンコールが開発した「科学技術教育キャンパス」のプロジェクトの一部であり、「技術・ビジネス・社会イノベーションセンター(CITES)」の新本部や、サンコール保険グループのさまざまな団体が共同利用できる講堂も置かれます。

75周年の祝賀は夜も続き、サンコール保険YouTubeチャンネルでの仮想イベントがライブストリーミングで行われました。また、このイベントでは、記念すべきこの日のために特別に作成された同グループのスペシャルビデオや、サンコール保険の75年の歴史を祝うインタラクティブな本の発表なども行われました。

サンコール保険は75周年の祝賀に加えて、アルゼンチン保険市場における2020年末の市場シェアが約9%とトップの地位を占め、戦略的および財務的にも素晴らしい年を祝っています。サンコール保険の現時点の予測では、同社はアルゼンチンだけでなく、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイの子会社でも市場をリードし続ける見通しです。3,300人の直接的な従業員に加え、同社は現在725万人の保険契約者と、8,300を超えるアドバイザリー・プロデューサーのネットワークを保有しています。また、サンコール保険の協同組合としての性格とその社会的責任の方針に基づき、サービスを提供する地域社会と会員に剰余利益を分配する見通しです。

サンコール保険の協同組合界のとのつながりは、次のような数多くの機関に及びます。国際協同組合同盟(ICA)、南北アメリカ協同組合・相互扶助保険組織協会(AAC/MIS)、国際協同組合保険連合(ICMIF)、サンタフェ州協同組合・相互扶助組織評議会、 アルゼンチン農協団体連盟(CONINAGRO)、インターコープ出版協同組合(INTERCOOP Editora Cooperativa Ltda.)、協同組合・学校相互扶助国際連合(UICE)、協同組合・相互扶助教育者協会(AFECYM)、協同組合・学校相互扶助ラテンアメリカ支部(CALCME)、また地方レベルでは、スンチャレス供給協同組合協会(Casa Cooperativa de Provisión Sunchales Ltda.)があります。

サンコール保険は、2019年のフォーチューン・アワードの最優秀保険会社賞(Fortuna Award for the Best Insurance Company)や、アドバイザリー・プロデューサーが決定したプレステージ・アワード2020における第1位(これにより同社はアルゼンチンで最も名声の高い保険会社に再び選出された)など過去75年間において数々の賞を受けてきました。

祝典には国際協同組合同盟(ICA)のアリエル・グアルコ(Ariel Guarco)会長が出席しました。グアルコ会長はツイッターで同社を次のように称賛しました。「本日私たちが祝っている大切な創立記念日は、サンコール保険のような我が国にとって象徴的な協同組合の歴史についてだけではなく、そのような協同組合が、アイデンティティを失うことなく、パートナー、従業員、そして彼らが活動する地域社会とともに成長してきた能力についても教えてくれます。」

「サンコール保険は今日ではアルゼンチン保険市場でトップ企業となり、この地域の他の諸国においても強い存在感を持つに至っておりますが、1945年に当組織を立ち上げた方々が持っていた仲間になり協力したいというその願望について、本日皆様とおい祝いしたいと思います。」

「そして、皆様の国内外の協同組合運動への継続的な取り組みを称えたいと考えます。」

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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