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NTUCインカムがデジタル変革の重要なマイルストーンを達成

Mr_Peter_Tay_Income_COO国際協同組合保険連合(ICMIF)の会員であるシンガポールの NTUCインカム(以下「インカム」)は今月、ポータルサイト healthinsurance.income.com.sg を通じて「統合シールドプラン」(Integrated Shield Plan)を初めてデジタルで提供し、シンガポールのデジタル医療保険会社として業界をリードしたと発表しました。これはシンガポールにおける保険デジタル化の画期的出来事であるとインカムは述べています。インカムは、顧客への選択肢の提示、24時間年中無休の保険へのアクセス、敏捷性が求められる現在のビジネスシーンにおけるシームレスなカスタマージャーニーの構築など、事業のデジタル化を進めています。

統合シールドプラン(以下「IP」)は、多くのシンガポール人が加入している民間の入院保険です。IPには2つの構成要素があります。

1つ目は、シンガポール中央積立基金(CPF)委員会[1]が運営する「メディシールド・ライフ」(MediShield Life)です。2つ目は、NTUCインカムのような民間保険会社が運営する追加的保障で、主に公立病院や民間病院における特定のタイプの入院をカバーします。IPの民間保険会社は、IPの保険契約者に対する代表窓口として機能しますが、メディシールド・ライフの保険料徴収および保険請求に対する支払いについては、CPF委員会と連携しています。

シームレスなユーザーエクスペリエンスを提供し顧客の利益を守る新ポータルサイト

シンガポールでは、healthinsurance.income.com.sg ができるまで、オンラインでの顧客調査手続、意思決定、購入手続きを行うことはできませんでした。IPの保険見積りはオンラインで可能でしたが、加入するには提出した最初の情報に基づいた保険アドバイザーからのフォローアップが必要でした。

新たなデジタル提案によって、保険へのアクセス改善など利便性や迅速性が向上し、IPの加入だけでなく保険請求や保険契約管理についても新たなスタンダードを設定することになるとインカムは述べています。

最も重要なことは、保険加入希望者に既往歴がなければ即座に承認され、保険契約の申し込みから5~10分で保障が開始されることであるとインカムは述べています。入院前後の給付金請求は、請求書の写真をポータルサイトから提出することにより数秒で完了でき、紙の書類提出に伴う遅れを解消します。

インカムの最高執行責任者、ピーター・テイ(Peter Tay)氏は、次のように述べています。「当社の新しいデジタル提案は、情報にデジタルでアクセスして利用する最近の顧客をターゲットにしています。彼らは、シームレスなユーザーエクスペリエンスによってサポートされることの多い迅速なオンラインサービスに慣れ親しんでいます。この点に関し、当社はこうした期待に応え、顧客からのフィードバックに基づいて新ポータルサイトのカスタマージャーニーを設計しました。IPは、一般のシンガポール人の長期的な医療・入院サービスを保障するために不可欠な保険であり、顧客がその年齢にかかわらず、IPについて学び、向き合い、有意義な体験ができるよう新たなスタンダードを設定する価値があると思っています

[1]中央積立基金(CPF)は、シンガポールの勤労者および永住者が、主に、年金、医療、住宅ニーズを賄う総合的な強制貯蓄制度であり、事業主と従業員が定められた金額を基金に拠出する、雇用に基づいた貯蓄制度です。

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
記事日付 2018.1.31

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