コーポレーターズ（The Co-operators）は本日、2017年統合年次報告書を発表し、急速に変化する世界から生じる重大なリスク、挑戦、および機会について強調しました。報告書は、コーポレーターズの年次総会（AGM）のためにカナダのモンクトンに集まった、保険・金融サービスを手掛けるコーポレーターズの44会員からの100名を超える代表者の前で発表されました。コーポレーターズは、国際協同組合保険連合（ICMIF）の会員であり、カナダを拠点としています。
AGMには、ICMIFの事務局長、ショーン・ターバック（Shaun Tarbuck）氏が出席し、PwCカナダのパートナーおよび保険コンサルティング主任、キーガン・アイルズ（Keegan Iles）氏、ICMIFの会員であるインドのアップリフト・ミューチュアルズ（Uplift Mutuals）の専務理事、クマール・シャイラブ（Kumar Shailabh）氏とともにパネルディスカッションに参加しました。パネルディスカッションでは、相互扶助・保険セクターが直面する地球規模の課題に焦点を当てました。次に、コーポレーターズの2019年から2022年の新戦略計画について、AGM参加者間の議論の場を設けました。ターバック氏は、ICMIFの報告書「CEOインサイト：新たな信頼の時代」からの最新の調査結果、およびICMIFが行った、会員団体のリーダーへのインタビュー結果に焦点を合わせました。
2回目の統合年次報告書では、世界の主要な課題と動向とともに、コーポレーターズはその財政、統治、持続可能性に関する進展および実績についての包括的な概要を示しています。報告書では、カナダの人々およびコミュニティに経済的安定を提供するというコーポレーターズの使命を果たすために、今日の企業環境における急速な変化および拡大する財政、社会、環境的不安定性に対応するために必要なのは、組織が戦略的、効率的に前進すること、およびその協同組合的価値に留意することであると言及しています。
「より不安定で予測し難い環境は、私たち組織が対応しなければならない課題を提示すると同時に、当社の保険組織としての役割の重要性を高めています。」と、コーポレーターズの社長兼最高経営責任者、ロブ・ウェセリング（Rob Wesseling）氏は述べています。「当社は2017年において、およそ20億カナダドルと、かつてないほどの保険金支払いおよび顧客が損失を受けた後に金銭的安定および安心を維持可能とするための給付を行いました。当社は顧客の回復を支援するため、安全でより持続可能かつ強靭なコミュニティの構築を目指す教育や政策提言を通じて損害の防止に努める必要があります。」
報告書については、cooperators.ca/integrated-reportをご参照ください。
AGMの最終日、コーポレーターズは新たに4人のメンバーを取締役会に迎え入れました。退職を控えた4人の取締役に代わって、クリス・ジョンソン（Chris Johnson）氏（オンタリオ）、ビル・キス（Bill Kiss）氏（ブリティッシュコロンビア）、ロブ・パターソン（Rob Paterson）氏（オンタリオ）、およびレバ・プラマー（Reba Plummer）氏（オンタリオ）が取締役会に加わりました。退職される取締役は、ドン・アルトマン（Don Altman）氏（オンタリオ）、ダニエル・バーンズ（Daniel Burns）氏（ブリティッシュコロンビア）、デーブ・シタラム（Dave Sitaram）氏（オンタリオ）、ロジャー・ハロップ（Roger Harrop）氏（オンタリオ）で、彼らが取締役を務めた年数を合計すると33年になります。コーポレーターズの取締役会は、カナダの7地域、44の会員団体を代表する取締役22人で構成されています。
また総会でコーポレーターズは、新たに2つの団体を会員として迎え入れました。ブリティッシュコロンビアの農業委員会（Agriculture Council）とケベックのデイケア協同組合、ウィリアム・コープ（william.coop）です。
コーポレーターズの取締役会議長、ジョン・ハービー（John Harvie）氏は、次のように述べています。「2つの団体を新たな会員として迎え入れたことをうれしく思っています。」「当社の民主的なガバナンス体制へ参加されることを楽しみにしています。」
さらにコーポレーターズは、地域の協同組合のRecycle-a-Bikeプログラムを支援するために、8,500カナダドルを、ラ・バイクリー協同組合（La Bikery Co-operative）に寄付しました。この活動は、モンクトンの経済的に恵まれない人々に自転車および自転車のメンテナンス技術を身に付けるための教育とツールを提供するものです。
コーポレーターズは、ICMIFの5-5-5マイクロインシュランス開発戦略を支援する会員団体であり、ICMIFの会員、アップリフト・ミューチュアルズとともに現在インドでのプロジェクトを支援しています。 またシャイラブ氏は、アップリフト・ミューチュアルズがコーポレーターズの支援を受けて取り組んでいる、相互扶助のマイクロ保険プロジェクトの最新情報をAGMの代表者と共有しました。
ICMIFサイトの英語ニュース記事を許可を得て翻訳・転載しています。
