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RAC(オーストラリア)、同国初のオンデマンド自動車「RAC Intellicar」をお披露目

RAC_IntellicarオーストラリアのICMIF加盟団体、西オーストラリア州自動車クラブ(RAC WA)は、9月12日(水)に正式発表した世界でも先駆的な無人オンデマンド自動車であるRACインテリカー(Intellicar)(写真:RACインテリバスと共に)を、今週パースでお披露目しました。

シェアモビリティ・サービス向けに設計されたRACインテリカーは、RACが西オーストラリア州政府と自動車メーカーナビア(NAVYA)の支援の下で推進する自動運転車プログラムにおける最新車種です。

RACグループのテリー・アグニュー(Terry Agnew)CEOは、西オーストラリア州のみならず同国全体の輸送システムにとって、このプロトタイプ車の登場は重要な一歩だとしています。アグニュー氏は次のように述べています。

「私達の移動の仕方は急速に変化しつつあり、新たな車両技術をここ西オーストラリア州で実証することは、可能な限り安全な形でその変化への適応を後押しすることにつながります」

「交通事故による死亡や重症事例の大部分は人為的ミスが原因です。従って、RACが西オーストラリア州ひいてはオーストラリア全体で安全な形での無人自動車への導入、移行をお手伝いすることによって、当国で何百人もの人々の命を救うことができるでしょう」

「私達が運転する自動車は年々自動化が進んでおり、車両メーカーによる新技術の導入は加速を続けています」

「輸送網における車両自動化は今後数年間で拡大する見込みです。だからこそ、RACは自動運転車の実証実験に取り組んでおり、それがもたらしうる影響や機会をよりよく理解することが重要なのです」

「こうした実証実験においては、RAC会員や社会全体に参加してもらうことが重要であり、2015年に開始したRACインテリバス®の実証実験以降、参加者からは非常に洞察に富んだフィードバックを得ることができています」

「新技術を十分理解し、当州にとっての役割を知ることは、将来における無人自動車への移行のためのロードマップを整備する上で有益です」

ナビアのクリストフ・サペ(Christophe Sapet)CEOは、「オーストラリアは、新テクノロジーの実証、紹介、展開を行う上で地域内でも戦略的な場所といえます。新しい車両技術に対する政府やRACの熱意、イノベーション、そしてスマートモビリティのソリューションを世界の中でもこの地域で提供したいという当社のニーズが揃って、ここ西オーストラリア州での実証実験の実施が決定しました」と述べました。

RACは年内にRACインテリカー数台の追加納車を予定しており、今後数カ月で州政府との間で2019年に計画されている公開実証実験の候補場所の検討を行うこととなっています。

詳細参照先:rac.com.au/intellicar

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。
記事日付 2018.9.13

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