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レンスフォーシェクリンガー(スウェーデン) 3度目の新型コロナウィルス対策目的の社会貢献債(ソーシャルボンド)への投資で投資総額が1億2千万米ドル(約131億円)に

スウェーデンのICMIF会員団体であるレンスフォーシェクリンガーLänsförsäkringar)は、複数の社会貢献債(ソーシャルボンド)に5億4千万クローナ(約57億8千万円)の追加投資を実行したことを発表しました。これは、北欧諸国とアフリカにおける新型コロナウィルスの健康と経済への影響を緩和するためのものです。

過去1か月間に、レンスフォーシェクリンガーは顧客を代表して合計12.2億クローナ(約130億7千円)を社会貢献債に投資し、北欧諸国、欧州、アフリカ、および新興国数か国の社会的プロジェクトに資金を提供してきました。

このうち、最近のレンスフォーシェクリンガーによる、3度目となる社会貢献債への投資のうち2億4千万クローナ(約25億7千万円)は、明確な社会的目標を持つプロジェクトへの資金提供を目的とする北欧投資銀行が発行した債券に投資されています。

残りの3億クローナ(約32億1千万円)は、アフリカ開発銀行が発行した社会貢献債に投資されています。この債券は、新型コロナウィルスに対抗するためのアフリカの諸国や企業の闘いに資金を供給するものです。

これらの投資は、レンスフォーシェクリンガーの持続可能性に関する取り組みおよび国連持続可能な開発目標(SDGs)を支援する努力の一環です。「北欧投資銀行が調達した資金は、保健医療への資金提供、社会的保護ネットワークの強化、医療機器製造企業の支援、新型コロナウィルスの悪影響を受けた中小企業への支援に充てられます。この債券は、国連持続可能な開発目標(SDGs)の目標3「すべての人に健康と福祉を」、目標8「働きがいも経済成長も」など、いくつかの国連の世界的な目標を支援し、雇用を創出し、中小企業を支援するものです」と、レンスフォーシェクリンガーの責任投資の責任者であるクリストファー・ドレイマン氏(写真)は言います。

アフリカ開発銀行が発行した債券への投資は、特に、SDGsの目標1「貧困をなくそう」、および目標3「すべての人に健康と福祉を」を支援するものです。

これ以前、レンスフォーシェクリンガーはウィルス流行の影響を緩和するため、既に総額6.8億クローナ(約72億8千万円)を社会貢献債に投資しています。レンスフォーシェクリンガーは先月、世界銀行グループの国際金融公社(IFC)が発行する社会貢献債に3億クローナ(約32憶2千万円)を初めて投資し、ウィルス流行の影響を受けた人々を支援することを発表しました。

4月上旬に同社は、欧州の医療システムを支援することを目的として欧州投資銀行(EIB)が発行した債券に3億8千万クローナ(約39億7千万円)の2度目の社会貢献債投資を行いました。欧州投資銀行の債券発行は、現在進行中の新型コロナウィルスのパンデミックと闘い、各国の保健当局、病院、研究施設への資金配分を通じて、保健医療へのアクセスを高めることを特に意図したものでした。

※全て1スウェーデン・クローナ=10.71円で換算

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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