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カナダの相互扶助保険組織が新型コロナウィルスのパンデミック時に会員と地域社会の支援に対応

新型コロナウィルスのパンデミックが続く中、カナダのICMIF会員3団体は、会員・契約者への援助と地域社会および医療提供者への支援の取り組みによって対応してきました。

トリリウム・ミューチュアル保険Trillium Mutual Insurance)は先週、この時期に苦境に陥っているかもしれないオンタリオ州の農家や農村コミュニティを直接的に支援するメンタルヘルスの取り組みとプログラムを支援するために10万カナダドル(約762万円)を寄付すると発表しました。寄付は、トリリウム・ミューチュアル保険の「ROOTSコミュニティ支援基金」を通じて行われ、カナダメンタルヘルス協会によるメンタルヘルス週間に発表されました。

トリリウム・ミューチュアル保険はオンタリオ州の農村開発に貢献してきた長い歴史を持ちます。相互扶助の保険会社として、コミュニティに焦点を当て、その目標に向けて活動する会員と組織を支援するため継続的に取り組んでいます。

オンタリオ州の再保険会社であるファーム・ミューチュアル・リーFarm Mutual Re)は過去1カ月間で、地域コミュニティの支援のために5万カナダドル(約381万円)以上を寄付しました。

ファーム・ミューチュアル・リーは4月に、パンデミック時のコミュニティ支援を目的に、グランド・リバー病院、ケンブリッジ記念病院、聖マリア総合病院の3つの地元病院にそれぞれ9,500カナダドル(約72万円)を寄付しました。これに加え、新型コロナウィルスのパンデミックとの闘いの支援のため、従業員の35%以上が、割り当てられた年間200カナダドル(約1.5万円)の慈善寄付を3つの地元病院に振り向け、さらに合計7,000カナダドル(約53万円)の寄付が行なわれました。また、コンベンション参加者用に購入した手指消毒剤550ボトルと、損害管理部署からのN95マスク30個を地元病院に寄贈しました。

直近では、地域コミュニティを支援し続けるために、ファーム・ミューチュアル・リーは、グエルフ、ウォータルー、ケンブリッジのフードバンクに5,000カナダドル(約38万円)を寄付しています。

コモンウェル・ミューチュアル保険グループThe Commonwell Mutual Insurance Group)は今週、新型コロナウィルスの流行を受けて開発された革新的な取り組みである「ペイ・イット・フォワード(Pay It Forward)」の導入を発表しました。この取り組みは、すべての会員に100カナダドル(約7,600円)、総額で840万カナダドル(約6億4千万円)の特別一時金を送金するというもので、自分の経済面の圧力を緩和するために、あるいは必要としている地域コミュニティの人たちに寄付するためにそれを使うことができます。

コモンウェル・ミューチュアル保険グループは、経済的苦境に直面する個々の会員の柔軟性を高めるとともに、状況変化により月々の保険料を減らしたい会員の契約内容変更を積極的に促すためにいくつかの措置を導入しました。同社は以前に、経済的影響に苦しむ会員を支援するため、短期解約手数料の徴収を取り止めたとこを発表しています。

新型コロナウィルス発生に対するカナダのICMIF会員の対応の詳細については以下をご覧ください。

※ 文中の金額は1カナダドル=76.21円で換算

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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