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サン・クリストバル保険(アルゼンチン) 人工知能とデジタルトランスフォーメーションのリーダーシップを活かした不正検出で業界賞を受賞

今年初め、アルゼンチンのICMIF会員サン・クリストバル保険San Cristóbal Seguros)は、コンピュータビジョンとディープラーニングを用いた不正検出プロセスにおける同社のイノベーションが認められ、「セレント・モデルインシュアラー・アワード2020」において、データ・アナリティクス・AI部門の受賞者として発表されました。

世界的な「セレント・モデルインシュアラー・アワード(Celent Model Insurer Awards)」は、テクノロジー・プロジェクトのベストプラクティスを具体化するITプログラムの実施を通じた、保険会社によるテクノロジーの効果的な活用を表彰しています。サン・クリストバル保険は、マッチングの機械学習能力と反復テストサイクルの成功事例として表彰されました。サン・クリストバル保険における経営幹部主催の社内データサイエンスグループは、コンピュータビジョン、人工知能、およびデータドリブン分析で不正と闘う取り組みにおいて企業文化を変革するために提携する深いビジネス運用エキスパートを結合させました。

また、サン・クリストバル保険のデジタル・トランスフォーメーション・リーダーであるニコラス・レンツィ(Nicolás Renzi)氏は、「保険イノベーション・レポーター(IIR)/セレント・ファイブスターズ・アワード・ウイナーズ 2020」の一人として、ラテンアメリカにおける卓越したテクノロジー・リーダーに選ばれました。これらの賞は、サービスを提供する保険市場において自社の競争力を高めるために革新的な方法でテクノロジーを利用した経営幹部を表彰するものです。

ニコラス・レンジ氏は、2011年にビジネスインテリジェンス統括責任者としてサン・クリストバル保険に入社しました。2017年、サン・クリストバル保険は急速に進化する消費者のデジタル商品やサービスに対する需要に応える必要があると判断しました。同社は社内でデジタル部門のリーダーを探した結果、事業に対する理解と、戦略策定およびチーム構築の能力を持つレンジ氏を最高デジタル責任者に任命しました。レンジ氏は、アルゼンチン初の100%デジタル自動車保険会社「Iúnigo」の立ち上げをはじめ、消費者が求める商品やサービスを開発できる「デジタル・ファクトリー」の設置に支えられた、より広範なデジタル・トランスフォーメーションを含む、2トラック戦略を任されました。

レンジ氏は、社内の人材を組織外のデジタルスキルで補完する必要があると考えました。現在、120名以上の職員と14チームからなるサン・クリストバル保険のデジタル・ファクトリーは、大量のデータを処理できる高度な分析やその他のツール、デジタルのビジネス・カスタマージャーニーをデザインする専門知識、新しい開発技術や方法論などの新しい能力をもたらしています。

サン・クリストバル保険は2018年6月にIúnigoを立ち上げ、自動車保険や住宅保険のオンライン見積もりなど、グループ内の事業等向けに様々なデジタル機能を登場させています。同社は、2019年半ばにエージェント向けのマイクロサイトおよび、2020年3月に新型コロナウィルスにより生じたニーズに対応する遠隔医療システムを立ち上げました。

  デジタル時代の相互扶助

ICMIFのウェビナー「デジタル時代の相互扶助」シリーズの直近回において、サン・クリストバル保険のビジネスアナリスト(デジタル・トランスフォーメーション担当)のイグナシオ・デル・カスティージョ(Ignacio del Castillo)氏は、デジタル・トランスフォーメーションの追求における同社の2トラックのデジタル戦略とその道のりについて情報を共有しました。

このウェビナーシリーズでは、ICMIF会員がテクノロジーの力を利用してビジネスをデジタル化し、デジタル化とイノベーションを全体的な戦略に統合しながら、独自の価値提案とメンバー主導の焦点を維持するさまざまな事例を取り上げます。さまざまなICMIF会員がデジタル化が進展する世界に適応するためにビジネスモデルと組織文化を変革しようとする中、多様な事例は、デジタルエコシステムにおける新しい技術能力、デジタルイノベーション、戦略的パートナーシップについて検討します。

ICMIF会員は、このウェビナーの録画を閲覧できます。録画へのリンクを受け取るには、webinars@icmif.org にメールを送ってください。

  
ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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