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ワワネサ・ミューチュアル保険(カナダ)がデジタルトランスフォーメーション戦略で受賞

今週、カナダのICMIF会員団体ワワネサ・ミューチュアル保険Wawanesa Mutual Insurance Company)が、ガイドワイヤーGuidewire)の2020イノベーション・アワードの受賞団体の1つとして発表されました。これは、業界の変化の加速と進化する顧客ニーズに革新的な方法で適応している保険会社を表彰するものです。

14年目となる今年の表彰は、ガイドワイヤー主催の毎年恒例の「Connections Reimagined」カンファレンスの中で発表され、ガイドワイヤーの利用を通じて経験したビジネスとITのメリットにつながるイノベーションを最もよく具現化した4社が表彰されました。

ワワネサは、顧客とブローカーの販売、流通、および全体的な保険体験を改善しつつある、複数のガイドワイヤーの導入を含む組織全体でのデジタル戦略「戦略的システム更新」の取り組みが認められました。

ワワネサは、キャップジェミニ(Capgemini)や他の地元のパートナーと提携してガイドワイヤーの採用に踏み切り、デジタルテクノロジーに投資して、全地域で新商品や新サービスを立ち上げ、リアルタイムの評価を取得し、そして以前よりも早く市場に投入することが可能になりました。同社はまた、データに基づく意思決定を活用し、顧客に提供する商品をより適切に調整する能力を必要としていました。ワワネサの目標は、顧客とブローカーパートナーの体験に焦点を当て、ブローカーと顧客が同社とやり取りする方法を変革することでした。

ガイドワイヤーのプラットフォームを実装した後、ワワネサは市場の変化により敏感に反応できるようになり、組織全体で1年に60〜80回の料率変更が行われましたが、これは以前の12〜15回から大幅な改善です。また、紙の使用と送料を大幅に削減します。さらに、業務効率を高め、保険契約者やブローカーに対するサービスの水準を向上させます。

ワワネサはこの8月に、商業施設およびガレージの財産保険商品をGuidewire InsuranceSuite™のプラットフォームに移管し、カナダで最初に商品全体をオンライン化した保険会社の仲間入りしたことを発表しました。これらの新たなデジタル機能は、優れた顧客サービスを提供することを目的とするもので、ワワネサと同社のブローカーのコミュニティを支援します。

「これは、2015年に始まったテクノロジーの革新の最終ステップであり、ブローカーAPIとの統合、ビジネスプロセスのデジタル化、市場の状況への迅速な対応、ブローカーパートナーと連携した新商品の発売を可能にする新たなデジタル基盤として結実しました」と、ワワネサ・ミューチュアル保険のカナダ損害保険オペレーション社長のキャロル・ジャーディン(Carol Jardine)氏は述べています。

「相互扶助組織として、私たちはブローカーとともに保険契約者にサービスを提供します。この3億カナダドル(243億円)のテクノロジーへの投資により、当社が保険会社に対する現在および将来の顧客のデジタル面の期待に応え、それを超えられる戦略的立場に立ったことを大変嬉しく思います。」

  キャロル・ジャーディン氏が世界をリードする保険のプロとして認められる

今月初め、ワワネサのキャロル・ジャーディン(写真)は2021年の保険ビジネス・グローバル100のリストに選出されました。世界的な出版物である「保険ビジネス(Insurance Business)」によってまとめられた保険業界の最も有力な人物のリストは今回で2年目となり、ポジティブな変化をもたらし、セクター全体の変化の促進に貢献する、優れた保険業界のプロにスポットライトを当てています。

世界中から選ばれた他の優れた保険のプロと共に表彰されたキャロル・ジャーディン氏は、ワワネサの相互扶助の所有構造にとっての強力な発言者であり、ブローカーの価値の擁護者であり、テクノロジーの革新の中心に顧客サービスを位置付け続けることに尽力しています。

今年の初め、ジャーディン氏は、今日の特に困難な時代において次世代の保険のプロのための道を切り開いている45人の女性に焦点を当てた「保険ビジネス・カナダ」誌の2020年のエリート女性(2020 Elite Women)のリストにも掲載されました。

※ 文中の金額は1カナダ・ドル=81円で換算

 

ICMIFサイトの英語ニュース記事(以下にリンクを表示)を許可を得て翻訳・転載しています。

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